栽培コスト4割削減 新型水光栽培システム「AN AGRICULTURE NEXT」販売へ2020年12月3日
(株)クレオテクノロジーは、画期的な人口光植物工場の新型水光栽培システム「AN」を開発し、三菱ケミカルアグリドリーム(MCAD)と共同で販売を始める。ANは、独自の栽培方法を採用することで、低価格で一株あたり300グラムを超える大型リーフレタスを栽培することが可能となる。
「AN AGRICULTURE NEXT」外観
クレオテクノロジーが開発した水光栽培システム「AN」は、需要が急拡大する業務用レタスの原料として最適な一株300グラムを超えるレタスを1キロ当たり600円程度の低コストで安定生産できる植物工場プラットフォーム。ユーザ企業は必要とする消費量(生産量)に応じて、モジュールを組み合わせ、必要量を生産可能な設備を最短3か月からの短納期で導入することが可能となる。
![ANで栽培した450gをこえるレタス](https://www.jacom.or.jp/saibai/images/nous20120317_2.jpg)
ANは、農業用ハウスを活用することで、低コストかつ短納期で建設でき、農地を利用した植物工場の構築も可能となる。
また、同社は日本政策金融公庫の挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)の適用を受け、3900万円の資金調達を実施。同社の技術・事業性等が評価された。これにより、初年度から複数棟の植物工場竣工を見込んでおり、3年累計で50億の売上を計画している。
同社の三宅泰正社長は「長年の野菜の生産ノウハウを結集し、8年の開発期間を経て納得のいく高品質・低コストの完全人工光植物工場を提供する準備が整った。ANはこれまでの植物工場の概念を覆すシステム。新鮮な野菜が世界のどこでも生産でき、より多くの人の健康増進に貢献できると確信している」とコメント。また、三菱ケミカルアグリドリームの狩野光博社長は「ANは、需要に沿った高品質な野菜を収穫できることをコンセプトとして、徹底した生産原価圧縮や栽培効率の向上を実現させた新製品。販売促進を通じ、"儲かる農業経営"の普及を推進していく」と話している。
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