消石灰の消毒効果を見える化 「農業技術10大ニュース」に選出 室蘭工業大学2020年12月25日
室蘭工業大学が、(株)コア、ティ・イー・シー(株)、宮崎県、北海道白糠町と共同で実施した事業「口蹄疫・鳥インフルエンザ等家畜伝染病防疫のための多機能粒状消石灰の実用化」の研究成果が、農林水産省農林水産技術会議の「2020年農業技術10大ニュース」の一つに選ばれた。
「2020年農業技術10大ニュース」に選出された研究成果は、同大学の山中真也、上井幸司、徳樂清孝准教授(クリエイティブコラボレーションセンター北海道マテリオームラボ)と4者が、2017年度から2019年度にかけて、農研機構・生研支援センターなどの支援を受けて実施したイノベーション強化創出研究開発事業「口蹄疫・鳥インフルエンザ等家畜伝染病防疫のための多機能粒状消石灰の実用化」で取得したもの。畜産現場で使われている待ち受け消毒用の消石灰の効力を「可視化」する新規指示薬を同大学とコアと共同で開発し、現在特許権の取得に向けた手続きを進めている。
開発した新規指示薬は、ADVANTECグループの東洋濾紙(株)と室工大発ベンチャー(株)コアラボが早期販売に向けて準備を進めている。
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