第37回土・水研究会をオンラインで開催 農研機構2021年2月22日
農研機構は3月16日、第37回土・水研究会の「土づくりに潜む新たなリスクークロピラリドを例としてー」をオンラインで開催する。
「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」などの策定や環境保全型農業が推進され、その中で「土づくり」は地力維持増進だけでなく、地球温暖化防止のための炭素貯留面の効果も期待されている。さらに、堆肥の施用を軸とする減農薬・減化学肥料によって農業環境の生物多様性保全が進むことも明らかになってきている。
これらは環境保全型農業直接支払交付金制度の主要な取り組みに位置付けられているが、土づくりの主要な柱である家畜ふん堆肥の施用については、輸入飼料の生産段階で用いられ、給与した家畜の排せつ物中に残留した除草剤成分クロピラリドの混入による農産物生産への影響がみられてきた。こうした背景から、同研究会ではクロピラリド問題のメカニズムを理解し、被害の未然防止に向けた適切な対策を考える端緒とするとともに、有機化合物質によるリスクに備える。
【開催概要】
▽日時
3月16日(火)13時15分~16時30分
▽開催方法
オンラインストリーミング (Microsoft Teams ライブイベントを使用)
▽参加対象
国立研究開発法人、公設試験研究機関、大学、行政部局、民間団体など
▽参加費
無料
▽参加方法
参加登録ページから申し込む
〈プログラム〉
○開会挨拶
農研機構農業環境変動研究センター 渡邊朋也
○講演
「クロピラリド問題とは? 経緯と農林水産省の対応」 農水省消費・安全局 野島夕紀
「クロピラリドの基本性質と今後の技術的課題」 農研機構農業環境変動研究センター 清家伸康
「クロピラリドの分析法」 農研機構農業環境変動研究センター 渡邉栄喜
クロピラリドによる被害事例
(1)野菜における症状
農研機構農業環境変動研究センター 並木小百合
(2)花きにおける症状
農研機構野菜花き研究部門 稲本勝彦
「家畜飼養から堆肥化過程でのクロピラリドの動態」 農研機構中央農業研究センター 阿部佳之
○総合質疑
○閉会
重要な記事
最新の記事
-
米 推計19万tが分散して在庫 農水省調査2025年3月31日
-
【人事異動】農水省(4月1日付)2025年3月31日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類西表島、小浜島で多発のおそれ 沖縄県2025年3月31日
-
【注意報】かんきつ、びわ、落葉果樹に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年3月31日
-
農業は恰好いいと示したい トラクターデモに立った農家の声 「令和の百姓一揆」2025年3月31日
-
4月の野菜生育状況と価格見通し 果菜類、ほうれんそう、レタスなどは平年並みへ 農水省2025年3月31日
-
農林中金 総額6428億円の増資を実施2025年3月31日
-
25年産米「概算金のベース」 あきたこまち60キロ2万4000円 全農あきたが情報共有2025年3月31日
-
「農山漁村」インパクト可視化ガイダンスなど公表 農水省2025年3月31日
-
北アルプスの水と大地が育む米「風さやか」使用 ツルツル食感の米粉麺はスープも含めグルテンフリー JA大北2025年3月31日
-
特産の小松菜をバームクーヘンに 試食した市長も太鼓判 JAちば東葛2025年3月31日
-
三鷹キウイワイン 市内のキウイ使った特産品 JA東京むさし2025年3月31日
-
地域の営農継続へ JA全国相続相談・資産支援協議会を設置 JA全中2025年3月31日
-
中央支所担い手・若手農業者研修会を開く JA鶴岡2025年3月31日
-
全国の農家へ感謝と応援 CM「Voice」フルバージョン配信開始 JA全農2025年3月31日
-
セメント工場排ガスから分離・回収した二酸化炭素の施設園芸用途 利用へ取組開始 JA全農2025年3月31日
-
カナダで開催の世界男子カーリング選手権 日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年3月31日
-
JA鶴岡「もんとあ~る」dポイント加盟店に 4月1日からサービス開始2025年3月31日
-
JA全中「健康経営優良法人2025」に認定2025年3月31日
-
「佐賀牛 生誕40周年記念キャンペーン」開催中 数量限定40%OFF JAタウン2025年3月31日