垂直農法の市場規模 2028年までにCAGR23.6%で拡大の見込み2021年4月16日
(株)グローバルインフォメーションは4月14日、市場調査レポート「垂直農法の世界市場:構造別、提供別(照明、気候制御)、栽培方法別(水耕栽培、アクアポニックス)、果物、野菜、ハーブ別の市場規模、シェアおよび動向分析、セグメント別予測(2021年~2028年)」 (Grand View Research, Inc.) の販売を開始した。
垂直農法の世界市場規模は、2020年に38億9000万米ドルとなり、予測期間中は23.6%の複合年間成長率(CAGR)で拡大すると予想されている。これは、環境に配慮した果物や野菜の生産の導入が進んでいることに起因。世界の人口がかつてないほど増加していることで、都市農業の需要が高まっている。
垂直農法は、中古の倉庫や高層ビル、輸送用コンテナなど、垂直方向に積み重ねられた層で食品を生産すること。有機食品は、より健康的で、栄養価が高く、安全で、環境に優しいと考えられている。有機食品の需要に影響を与える重要な要因は、消費者の食品購買行動であり、生産者、政策立案者、供給者がマーケティング戦略を成功させるためにはこの視点が不可欠となる。
肥満や心臓病は、消費者の間で増加している、健康に関する問題。さらに、地下水の枯渇や気候条件の変化により、従来の生産者は別の農法を採用する必要があり、消費者の健康への関心の高まりとこれらの要因が、業界の需要を高めていると考えられる。
屋内農業は、従来の農業とは異なり、1年を通して作物を生産することができるため、生産性が向上する。さらに、人工的な環境制御、光の制御、肥育などを行う環境制御型農業技術などを利用することで、極端な気象条件から作物を守ることができる。
高品質な食品への需要の高まり、独立した農業技術、都市化の進展などが、垂直農法市場を成長させる重要な要因。食品への需要を高めており、2028年には、人口の増加に伴い、食料需要が大きく伸びることが予想される。垂直栽培技術により、消費者も倉庫や複数階建ての建物で作物を栽培することができるようになる。
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