グローバル起業家育成のシリコンバレー・プログラム選抜メンバーに選出 AGRIST2021年6月1日
AGRIST株式会社は5月31日、経済産業省と日本貿易振興機構(JETRO)が主催する「始動 Next Innovator 2020(グローバル起業家等育成プログラム)」の米国シリコンバレー・プログラム選抜メンバーに選出されたことを発表した。
同社は、2019年から農業ロボットの開発を開始。2017年から始めた農家との勉強会で、収穫ロボットの必要性を聞き、会社を設立した。人口約1万7000人の宮崎県新富町に本社を構え、農業のビニールハウスの隣に置いた開発拠点で、地方だからこその競争優位性を活かし、将来的に世界の農業課題の解決をおこなうグローバルベンチャーへの成長をめざしている。
昨年7月からスタートした「始動 Next Innovator 2020」には全国から362人の応募があり、一次選抜を通過した起業家や企業の新事業担当者など100人が5か月の国内プログラムに参加。新規事業創出に不可欠なイノベーター人材の要諦となる行動と思考様式について学ぶとともに、専門家によるメンタリングにより事業プランを磨き上げた。さらに、同プログラムの講師やメンター、運営事務局、経済産業省、ジェトロからなる審査委員会による二次選抜で、事業プランの革新性や社会的なインパクトなど審査し、シリコンバレー・プログラムに参加する選抜メンバー20人を決定した。
同社取締役の高橋慶彦氏は「約5か月間実施されたプログラムで多くのことを学んだ。コロナ感染拡大で米国に行ける時期は未確定だが、米国の投資家らへのプレゼンテーションの機会を活かし、世界展開の事業計画を考えたい」と抱負を語っている。
同社取締役の高橋慶彦氏
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