東北地域の春まきタマネギ栽培に 新しい栽培管理手順書を公開 農研機構2021年7月15日
農研機構は7月14日、東北地域の特性に適した栽培管理技術を取りまとめた「標準作業手順書」を策定し、ウェブサイトで公開。東北地域におけるタマネギの生産供給体系の確立と、輸入割合の高い業務加工用の周年供給と国産のシェア拡大に向けてつくられた手順書で、国産タマネギの安定供給に役立つ。
タマネギ腐敗病の症状例
消費量が多いタマネギは、生産地が北海道・佐賀県・兵庫県の特定地域に集中しているため、出荷量は産地における気象災害の影響を大きく受ける。また、本州から北海道へ出荷地域が切り替わる夏期(7~8月)には国産品の供給量が減少する。業務加工用として国産タマネギへの実需ニーズは強く、価格の安定化や国産品の周年供給の強化が求められている。
標準作業手順書の表紙
農研機構は、国内で夏期の出荷を可能とする技術として、東北地域での春まきタマネギ生産の概略を明らかにし、生産現場での導入実証を進めたが、作付けを拡大する過程で腐敗性病害の多発や大規模営農における栽培管理上の問題が顕在化した。そこで、東北地域の春まきタマネギ栽培で、大規模経営体においても5トン/10アール以上の収量を安定的に得ることを目標に、作業手順の整理、施肥基準の策定し、病害虫防除技術の開発に取り組んだ。
さらに、地域の公設試験研究機関と連携し、水田転換畑における機械化体系の現地実証を実施。技術導入の効果と条件等を明らかにし、「東北地域における春まきタマネギ栽培体系標準作業手順書」として取りまとめた。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日