大隅半島の大崎農園と鹿児島堀口製茶 輸出強化とスマート農業の実装へ事業提携2021年7月20日
農林水産省が進める令和3年度GFPグローバル産地づくり推進事業に採択された鹿児島県・大隅半島の大崎農園と鹿児島堀口製茶は、輸出強化とスマート農業の実装に向け事業提携。データを活用した経営の高度化に取り組む農業法人2社が連携し、海外から求められる品質・コスト・ロットでの生産や海外の規制などに対応した「グローバル産地」の形成と、スマート農業の実装をめざす。
事業連会した大崎農園の中山清隆氏、鹿児島堀口製茶の堀口大輔氏、大崎農園の山下義仁氏(左から)
GFP(農林水産物・食品輸出プロジェクト)は、農水省の目玉政策の一つ。農林水産物・食品の輸出をさらに拡大し、農業を未来の担い手につなげていくためには、海外から求められる品質・コスト・ロットでの生産や海外の規制等に対応した産地「グローバル産地」の形成が必要となる。両社は、海外市場のニーズ、需要に応じたロットの確保、相手国の求める農薬規制・衛生管理などに対応した生産・加工体制を構築するための輸出事業計画を策定。また、計画の実施体制の構築、事業効果の検証・改善などについて、"One Ohsumi(大隅)"でタッグを組んで取り組む。また、農業 × シェアリング事業も進めていく。
大隅半島における2社の取り組みについては参画メンバーとして、50年先、100年先の食産業構築を目指す食農夢創と、農繁期の産地間リレーすることで人材の安定供給を目指すシェアグリ、データを活用した出荷予測と農業経営の高度化を支援するテラスマイルがサポートする。
参画メンバー
◎主な事業提携の内容
1.大隅半島における輸出、(人材・農機・設備・ワークスペース)のシェアリング、データ活用の推進
2.グローバル産地形成に向けたPDCA推進及び情報の連携
3.テスト輸送・販売など輸出流通段階での連携
4.計画策定、生産・加工体制の構築、事業効果の検証・改善での連携
5.輸出に向けた機械・施設の整備、輸出に必要な認証取得での連携
6.輸出目標の達成に向けた連携
7.大隅半島/One Ohsumi におけるゆるキャラ「鋼のメンタル晃」及びyoutube「お茶わんこはがねちゃんねる」での連携
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