持続可能な農業へ「農の相棒Mr.カルテ」5000万円の資金調達実施 INGEN2021年9月6日
栽培指導オンライン化SaaSを開発する株式会社INGEN(千葉県松戸市)は、ANRI、NEXTBLUEを引受先とする5000万円の資金調達を実施した。
INGENは、「JAPANクオリティの農産物を世界の食卓へ」をミッションに掲げ、2015年に創業した農業ITベンチャー。日本の農業技術の継承を目的に、新規就農者・異業種参入企業へより良い栽培指導を可能にするSaaS「農の相棒Mr.カルテ」を開発・運営している。
「農の相棒Mr.カルテ」は、栽培指導・処方のDX化の支援を通じて、農業者にとって、遠方からでもオンラインで優れた栽培指導・処方を受けられるようにする農業SaaS。栽培指導者が作った「カルテ」は農業者にはそのまま「日誌」として活用できる。日本の農産物は、強みである「味・質・鮮度」の技術を活かしながら、同時に生産量の安定を両立する技術が求められており、「病害虫・天候不良に対する超早期対策」の技術継承が、両立に直結する。Mr.カルテは、「超早期対策」の技術継承を可能にし、結果として新規就農者・異業種参入者の独り立ち促進と減農薬・減肥をサポートする。
同社は、農業専門SaaS企業として、栽培指導者に寄り添った独自の肥料等データベースや、導入支援が強み。今回の資金調達では、栽培指導の機能強化のスピードアップと、データベース更新・導入支援体制の拡大をめざす。
INGEN代表取締役の櫻井杏子氏は「新型コロナウイルスの影響は、農業界でもリモートワークといった新たな形が求められている。Mr.カルテは、栽培指導・栽培管理のリモート化を支え、良い意味で二人三脚をさらに加速させるような、従来型の口頭・訪問指導より、精度の高い栽培技術継承につながるサービスとなると強く確信している」と話している。
INGEN代表取締役 の櫻井氏
重要な記事
最新の記事
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日
-
厚木・世田谷・北海道オホーツクの3キャンパスで収穫祭を開催 東京農大2024年11月22日
-
大気中の窒素を植物に有効利用 バイオスティミュラント「エヌキャッチ」新発売 ファイトクローム2024年11月22日
-
融雪剤・沿岸地域の潮風に高い洗浄効果「MUFB温水洗浄機」網走バスに導入 丸山製作所2024年11月22日
-
農薬散布を効率化 最新ドローンなど無料実演セミナー 九州3会場で開催 セキド2024年11月22日
-
能登半島地震緊急支援募金で中間報告 生産者や支援者が現状を紹介 パルシステム連合会2024年11月22日