ニホングリのゲノムを解読 バラ類植物のゲノム進化に手がかり かずさDNA研究所×農研機構2021年9月29日
かずさDNA研究所と農研機構は、イタリア・トリノ大学と共同で、ニホングリのゲノムを高精度に解読。ゲノムからは6万9980個のタンパク質コード遺伝子が予測された。
ゲノムを解読したクリ品種「銀寄(ぎんよせ)」
クリの仲間は4種類あり、アメリカグリとヨーロッパグリは病虫害に弱く、これまで深刻なダメージを受けてきた。また、チュウゴクグリは収量が少なく、ニホングリは渋皮がむけにくいため、果実の品質が劣ると評価されている。今後、ニホングリのゲノム情報の他、4種類のクリに見られる1万4973個の一塩基多型のデータを活用することで、優れた性質をもつクリ品種の作出が期待される。
ニホングリはバラ類のブナ目に分類されている。今回、ニホングリのゲノム配列を114種類の植物のゲノム配列と比較。被子植物系統グループ分類体系(APG植物分類体系)では、ブナ目は、バラ類の中でも草本植物が多いウリ目やマメ目と近縁であると考えられてきたが、今回の解析から、ニホングリはリンゴなどバラ目の木本植物とゲノム構造が類似していることが判明。バラ類植物のゲノム進化の過程を考えるひとつの手がかりが得られた。
同研究成果は国際学術雑誌「DNA Research」で8月23日にオンライン公開された。
重要な記事
最新の記事
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金ファシリティーズ(4月1日付)2025年4月2日
-
【役員人事】PayPay証券(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】ヤンマーホールディングス(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】コメリ(4月1日付)2025年4月2日
-
鳥インフル 英カンブリア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年4月2日
-
片倉コープアグリ アクプランタと協業 高温・乾燥対策資材「スキーポン」を全国展開2025年4月2日
-
頭の体操「ゆっくり健康マージャン」宮前センターで初開催 パルシステム神奈川2025年4月2日
-
鹿児島県志布志市へ企業版ふるさと納税 1100万円など寄附 渡辺パイプ2025年4月2日
-
JA埼玉中央「農業従事者専用ローン商品」取り扱い開始 オリコ2025年4月2日
-
【役員人事】ジェイカムアグリ(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】ヤマハ発動機(4月1日付)2025年4月2日
-
「市民活動助成金制度」158万円助成伝達式開催 パルシステム群馬2025年4月2日
-
「ハッピーターン」が止まらないい辛旨に『辛(から)ターン』発売 亀田製菓2025年4月2日