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ハスモンヨトウ、かきの炭そ病が多発 農水省-病害虫発生予報8号2021年10月7日

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農水省は10月6日、病害虫発生予報第8号を発表した。野菜類では、ハスモンヨトウの発生が、南関東、東海、近畿と中国の一部地域で多くなると予想。果樹・茶では、かきの炭そ病の発生が、北陸、東海と四国の一部の地域で多くなると予想されている。また、野菜類のシロイチモジヨトウ等、地域によっては多くなると予想されている。

ハスモンヨトウの幼虫(写真提供:鳥取県病害虫防除所)ハスモンヨトウの幼虫(写真提供:鳥取県病害虫防除所)

気象庁が発表した向こう1か月の予報(9月30日付)では、東・西日本と沖縄・奄美で気温が高く、北日本では平年並か高いと予想。また、降水量は沖縄・奄美で平年並か多いと予想されている。

今後1か月の主要病害虫は、果樹・茶では、かきの炭そ病の発生が、北陸、東海及び四国の一部の地域で多くなると予想されている。また、野菜類のシロイチモジヨトウ等、地域によっては多くなると予想されている。

各作物の詳細は以下の通り。

大豆

吸実性カメムシ類の発生が、東海及び北九州の一部の地域で多くなると予想。この虫の飛来状況は地域や園地により異なるので、都道府県の発表する発生予察情報等を参考にしながら、園内の観察をきめ細かく行い、飛来が認められた場合は、飛来初期から防除を実施する。

◎野菜・花き

いちご

・アブラムシ類の発生が、北九州の一部の地域で多くなると予想。この虫は作物を加害するほか、多くの病原ウイルス病を媒介することが知られている。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、発生初期をとらえた防除が重要。ほ場の観察をきめ細かく行い、適期の防除を実施する。なお、この虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する。また、農薬散布だけでなく、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討を。

・ハダニ類の発生が、南関東と東海の一部の地域で多くなると予想。この虫は発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、発生初期をとらえた防除が重要。ほ場の観察をきめ細かく行い、適期の防除を実施する。なお、この虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一
系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定してください。また、農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討を。

・炭そ病の発生が、東海と四国の一部の地域で多くなると予想。感染株は早期に抜き取り、ほ場外で適切に処分する。同病は高温・多湿になると発生しやすいため、施設内が過湿とならないように、適切なかん水管理を行う。また、かん水の水滴が大きいと菌の胞子が水はねにより飛散するため、かん水の際には水滴の小さい機材等の利用も検討する。

きゅうり

・コナジラミ類の発生が、北九州の一部の地域で多くなると予想。この虫は作物を加害するほか、多くの病原ウイルスを媒介することが知られている。ほ場内の発生状況に注意しながら、都道府県から発表される発生予察情報等を参考に、適期に防除を実施する。また、同虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する。農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討する。

トマト

・コナジラミ類の発生が、東海と北陸の一部の地域で多くなると予想。この虫は作物を加害するほか、多くの病原ウイルスを媒介することが知られている。ほ場内の発生状況に注意しながら、都道府県から発表される発生予察情報等を参考に、適期に防除を実施する。また、同虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する。農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討する。

ねぎ

・アザミウマ類の発生が、南関東、東海と北陸の一部の地域で多くなると予想。この虫は作物を加害するほか、多くの病原ウイルスを媒介することが知られている。ほ場内の発生状況に注意しつつ、都道府県から発表される発生予察情報等を参考に、適期に防除を実施する。また、同虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する。

・黒斑病の発生が、東海と北陸の一部の地域で多くなると予想。同病は主に葉身に発生し、多湿条件で発生が助長される。多発すると防除が困難になるため、ほ場の観察をきめ細かく行うとともに、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期に防除を実施する。

◎作物共通

・シロイチモジヨトウの発生が、北陸、近畿と中国の一部の地域で多くなると予想されており、鳥取県から注意報が発表されている。老齢幼虫になると薬剤が効きにくくなるため、ほ場内の発生状況に注意しつつ、若齢幼虫期をとらえた防除を実施する。

・ハスモンヨトウの発生が、南関東、東海、近畿と中国の一部の地域で多くなると予想されており、鳥取県から注意報が発表されている。老齢幼虫になると薬剤が効きにくくなるため、ほ場内の発生状況に注意しつつ、若齢幼虫期をとらえた防除を実施する。

◎果樹・茶

かき

・炭そ病の発生が、北陸、東海と四国の一部の地域で多くなると予想されており、岐阜県と香川県から注意報が発表されている。同病は降雨が続くと発病が助長されるため、天候の推移に注意しながら、適期の薬剤散布や発病果の除去等の防除を実施する。

かんきつ

・ハダニ類の発生が、南九州の一部の地域で多くなると予想。園内を注意深く観察し、発生状況に応じて防除を実施する。なお、この虫は薬剤抵抗性を獲得しやすいため、都道府県から発表される発生予察情報等を参考に
同一系統の農薬の連続使用を避ける。
なし

・黒星病の発生が、東海の一部の地域で多くなると予想。同病は、収穫後の防除対策を適切に行うことにより、翌年の発生の抑制に繋がる。今年多発生となった園地にあっては、来年の発生を抑えるため、収穫後に、り病枝の切除と薬剤散布による防除と、り病葉(落
葉)の園外への除去を的確に実施する。

・ハダニ類の発生が、南関東、東海と近畿の一部の地域で多くなると予想。翌春の病害虫防除を効率的かつ効果的に実施するため、この虫の越冬量を低下させ、翌春の発生を抑制することが重要。都道府県から発表される発生予察情報等を参考に、秋整枝後に茶園の裾部
をよく観察し、発生密度が高い場合には、休眠期前までに薬剤散布を実施する。

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