兵庫県南あわじ市灘地区でAIによる獣害対策システム開発スタート ばとん2021年10月22日
人と自然が調和する「あわじのむらづくり」を進める合同会社ばとんは、兵庫県南あわじ市灘エリアでの獣害被害軽減のため、三重大学大学院生物資源学研究科の内藤啓貴助教と共同で独自の獣害対策システムを開発するためのデータセンシングを開始した。
南あわじ市灘白崎に設置したセンサー類
日本各地で野生動物による農作物への被害が相次いでおり、枇杷やみかんなどの柑橘類の栽培が盛んな南あわじ市灘エリアでも農産物への獣害被害が深刻な状況。栽培そのものを諦める農家が増えていことから、「あわじのむらづくり」の第一歩として、獣害対策システムを開発する。
今回のデータセンシングは、野生動物の「熱画像」「音」などのデータを採集し、AIに学習させることが目的。得られたデータを基にAIが野生動物の種類を特定し、AIによる「野生動物の自動検知」と検知したデータに基づく「野生動物の自動追払いシステム」開発を見込んでいる。将来的には、同システムをパッケージ化し、獣害被害対策として販売を計画している。
開発にあたっては、三重大学の生物資源学部で「データに基づいてフードシステムを持続的かつ豊かに」をコンセプトに、センシング・データサイエンス研究を行ってきた内藤助教と、三重大学「令和3年度三重大学中小企業との共同研究スタートアップ促進事業」として実施される。
実際に撮影された動物の様子
重要な記事
最新の記事
-
備蓄米 「味に差なく、おいしく食べてほしい」 江藤農相2025年4月24日
-
関税発動で牛肉の注文キャンセルも 米国関税の影響を農水省が分析2025年4月24日
-
トランプ関税で米国への切り花の輸出はどうなる?【花づくりの現場から 宇田明】第58回2025年4月24日
-
【JA人事】JA北オホーツク(北海道)吉田組合長を再任2025年4月24日
-
三島とうもろこしや旬の地場野菜が勢ぞろい「坂ものてっぺんマルシェ」開催 JAふじ伊豆2025年4月24日
-
農林中金 ロンコ・インベストメント・マネジメントに資本参画 不動産分野の連携強化2025年4月24日
-
積雪地帯における「麦類」生育時期 推定を可能に 農研機構2025年4月24日
-
日本曹達 微生物農薬「マスタピース水和剤」新たな効果とメカニズムを発見 農研機構2025年4月24日
-
棚田の魅力が1枚に「棚田カード」第5弾を発行 農水省2025年4月24日
-
みずほ銀行と食農領域の持続可能な発展に向け戦略的提携 クボタ2025年4月24日
-
【人事異動】兼松(6月1日付)2025年4月24日
-
日本生協連「フェアトレード・ワークプレイス」に登録2025年4月24日
-
旭松食品「高野豆腐を国外へ広める活動」近畿農政局 食の「わ」プログラムで表彰2025年4月24日
-
群馬県渋川市の上州・村の駅「お野菜大放出祭」26日から 9種の詰め放題系イベント開催2025年4月24日
-
JA蒲郡市と市内の飲食店がタッグ 蒲郡みかんプロジェクト「みかん食堂」始動2025年4月24日
-
適用拡大情報 殺菌剤「バスアミド微粒剤」 日本曹達2025年4月24日
-
倍率8倍の人気企画「畑でレストラン2025」申込み開始 コープさっぽろ2025年4月24日
-
農業・食品産業技術開発の羅針盤「農研機構NARO開発戦略センターフォーラム」開催2025年4月24日
-
雪印メグミルク、北海道銀行と連携「家畜の排せつ物由来」J-クレジット創出へ酪農プロジェクト開始 Green Carbon2025年4月24日
-
山椒の「産地形成プロジェクト」本格始動 ハウス食品など4者2025年4月24日