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ゲノム編集個体を迅速・簡便・安価に選抜 新技術「PRIMA」開発 横浜市立大など2021年10月25日

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横浜市立大学木原生物学研究所の角井宏行特任助教、清水健太郎客員教授、チューリッヒ大学の山崎美紗子博士の研究グループは、DNA の1塩基の違いを電気泳動法により効率的に判別できる新しい手法「PRIMA」(プリマ, Probe-induced Heteroduplex Mobility Assay)を開発。DNAの一塩基多型 (A/T/G/C)を判別できる可能性を示した。

従来のHMAは1塩基挿入/欠失配列を見分けることは困難だった(図1上)従来のHMAは1塩基挿入/欠失配列を見分けることは困難だった(図1上)

同手法は、5塩基欠失をもつ40塩基の一本鎖DNAをプローブとして用いることで、従来の電気泳動法の一つであるHMA(ヘテロニ本鎖移動度分析)では見分けることが難しかったDNAの1塩基というわずかな違いを迅速・簡便・安価に判別できる。1塩基挿入/欠失個体を効率的に判別できるだけでなく、塩基のタイプの違いを判別できる事例も示した。現在盛んに行われているゲノム編集研究やゲノムDNA研究、遺伝子多型解析の加速が期待される。

同研究成果は10月24日、「Scientific Reports 誌」に掲載される。また、同技術は横浜市立大学とチューリッヒ大学による国際特許を出願中。

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