農業科学市場 2021年から2026年までCAGR10.31%で成長見込み2021年11月12日
グローバルインフォメーションは11月8日、市場調査レポート「農業科学の世界市場:業界動向、市場シェア・規模・成長率・機会および予測(2021年~2026年)」(IMARC Services Private Limited)の販売を開始した。
農業科学市場は、2020年に308億4000万米ドルの規模に達し、2021年から2026年の間に10.31%の年平均成長率(CAGR)で成長すると予想されている。
農業科学は、様々な農法を研究する生物学の学際的分野で、作物生産、農学、土壌科学、園芸学、植物病理学、昆虫学、植物育種、分子生物学、環境科学などの科学的手法の研究を含む。農業科学は、質と量を向上させるための農業技術の開発と農産物の生産、保存、包装に主眼を置いている。また、生物農薬、生物刺激剤、遺伝子組み換え(GM)種子など、収穫量を最大化するために使われる様々な製品を開発している。
市場の動向
世界的に持続可能な農法の導入が進んでいることに加えて、農業界が大きく成長していることが、市場に好影響を与えている主な要因一つ。さらに、世界人口の急増に伴い、食料品の需要が高まっていることも市場の成長を後押ししている。これとは別に、農業科学者らは、動物飼料やバイオ燃料の品質を向上させるソリューションの開発を重視。さらに、作物の品質を向上させ、根の発達を促進するため、酸やエキスをベースにしたバイオスティミュラントを開発するなど、さまざまなイノベーションが成長を促す要因となっている。
酸系バイオスティミュラントは、フミン酸、アミノ酸、フルボ酸、タンパク質加水分解物を用いて製造され、エキス系バイオスティミュラントは、葉、根、種子のエッセンスを用いて製造される。これらには、成長を促す生理活性物質や植物ホルモン、アミノ酸などの栄養素が豊富に含まれている。その他の要因としては、政府による有利な政策の実施、広範な研究開発活動などが、市場をさらに押し上げると予想されている。
世界の農業科学市場における主な企業は、Agrinos Inc.、Nutrien、Arysta LifeScience Corporation (United Phosphorus Ltd.)、BASF、Bayer、Corteva Agriscience、Novozymes (Novo A/S)、住友化学、Syngenta (ChemChina)などが挙げられる。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】農水省(4月21日付)2025年4月21日
-
組合員・利用者本位の事業運営で目標総達成へ 全国推進進発式 JA共済連2025年4月21日
-
【人事異動】JA全農(4月18日付)2025年4月21日
-
【JA人事】JA夕張市(北海道)新組合長に豊田英幸氏(4月18日)2025年4月21日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡2025年4月21日
-
農機・自動車大展示会盛況 JAたまな2025年4月21日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」おかやま和牛の限定焼肉メニューは「真夏星」 JAタウン2025年4月21日
-
「かわさき農業フェスタ」「川崎市畜産まつり」同時開催 JAセレサ川崎2025年4月21日
-
民官連携「はーとふる農園よこすか」開設 横須賀市と包括連携協定 日建リース工業2025年4月21日
-
北海道根室市に200万円寄付「企業版ふるさと納税」活用で 明治ホールディングス2025年4月21日
-
女子栄養大生が開発「こってり味噌のロースカツ弁当」発売 コープデリ2025年4月21日
-
高知県および高知大学と包括連携協定を締結 サントリーホールディングス2025年4月21日
-
宮崎県新富町産ライチの「ロス果実」からフレグランスアイテム誕生 こゆ財団2025年4月21日
-
鳥インフル 米フロリダ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年4月21日
-
食品ロスや家事負担を賢く減らす オンライン料理教室開催 パルシステム2025年4月21日
-
最新ドローンによる農薬散布など効率化 無料実演セミナー 熊本・大分で開催 セキド2025年4月21日
-
国際協同組合年に誰もが活躍する社会へ 生活困窮者就労訓練事業認定 パルライン2025年4月21日
-
巨峰栽培の歴史を未来へ「巨峰苗木の植樹祭」24日に開催 長野県東御市2025年4月21日
-
移動スーパー「デリシアとくし丸」36号車デリシア運行開始2025年4月21日
-
つまめる納豆ご飯「亀田の柿の種 ドライ納豆入り」新発売 亀田製菓2025年4月21日