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国内未報告の「バーティシリウム立枯病病」県内のオリーブほ場で確認 神奈川県2021年11月26日

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神奈川県農業技術センター病害虫防除部は、県内のオリーブ生産ほ場で国内で未報告のバーティシリウム立枯病(仮称)の発生を確認。これを受け、11月25日に病害虫発生予察特殊報第1号を発令した。

主幹断面に見られる導管周辺部の褐変症状(左)、オリーブの立枯症状(写真提供:神奈川県農業技術センター病害虫防除部)主幹断面に見られる導管周辺部の褐変症状(左)、オリーブの立枯症状(写真提供:神奈川県農業技術センター病害虫防除部)

2月に県内のオリーブ生産ほ場で、葉枯れが進行して落葉する立枯れ症状の発生を確認した。症状の見られた樹の主幹を切断したところ、導管周辺部に褐変症状が確認された。農林水産省横浜植物防疫所に同定依頼した結果、オリーブの病害としては国内未報告の「Verticillium dahliae」による病害と診断された。

病徴として、葉が黄化後に褐変し、枝枯れ症状を生じ、その後、病徴が樹の片側または樹体全体に進展し落葉する。生育が抑制され、枯死する場合もある。発病が確認されたのは、野菜類を栽培した跡地に定植後3~6年の若木。発病した樹体の地際部に近い幹部を切断すると、導管周辺部が褐色に変色している。

感染経路は現在のところ不明だが、Verticillium dahliaeは野菜類の多犯性病原菌で、発病した植物の残渣上に形成された微小菌核の形で、土壌中に長期間生存する。寄主植物の根が菌核の近くに伸びてくると、菌核は発芽して根に侵入し、導管内で増殖する。
同防除部では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇令和3年11月現在、同病に対する登録農薬はない。

〇発病した樹体は、伐根して残渣等をできるだけ残さないよう除去し、ほ場外に持ち出して適切に処分する。また、発病樹を伐根・除去した場所には定植しない。

〇オリーブの当該病に対する感受性には品種間差があり、今回、症状が確認されたピクアルなどの品種は高感受性であることが報告されている。したがって、同病の発生が懸念されるほ場ではピクアルやアルベキナなどの高感受性品種の作付けは避ける。

〇野菜類を栽培した跡地にオリーブを定植する際は同病の発生に十分注意する。

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