動植物共通の透明化法開発に成功 農作物の品種改良などに貢献2022年1月17日
大阪大学大学院理学研究科の坂本勇貴助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科の松永幸大教授ら、植物や動物の器官や組織を研究する共同研究グループは、動植物共通の組織・器官透明化法iTOMEIの開発に成功。同成果は、農作物の品種改良や脳の診断法開発への貢献が期待される。
イネ葉の透明化。未処理(左)とiTOMEI処理
厚みのある組織や器官の深部を観察するためには、内部での光の反射・散乱・吸収を防ぎ、光の直進性を維持することが大切。生物の組織・器官はさまざまな物質を含み、そのままの状態で内部構造を知ることは困難であることから、組織や器官を光が通過できるように透明化する方法が開発されてきたが、植物と動物では組織や器官に含まれる物質が異なるため、手法も別々だった。
同研究グループは、動植物共通の組織・器官透明化法iTOMEI (improved Transparent Organ Method for Imaging)の開発に成功。従来の透明化方法の各ステップを綿密に見直し、改良を実施することで、蛍光タンパク質の蛍光強度を維持したままで、動植物の組織や器官を透明化できるようになった。
この透明化手法の開発により、生物の組織・器官の内部構造を動物・植物を区別することなく研究できるようになり、生物共通の器官形成や組織の成り立ちのメカニズムの理解に貢献することが期待される。
同研究成果は、1月10日付けで国際科学雑誌「Communications Biology」のオンライン版に掲載された。
重要な記事
最新の記事
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金ファシリティーズ(4月1日付)2025年4月2日
-
【役員人事】PayPay証券(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】ヤンマーホールディングス(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】コメリ(4月1日付)2025年4月2日
-
鳥インフル 英カンブリア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年4月2日
-
片倉コープアグリ アクプランタと協業 高温・乾燥対策資材「スキーポン」を全国展開2025年4月2日
-
頭の体操「ゆっくり健康マージャン」宮前センターで初開催 パルシステム神奈川2025年4月2日
-
鹿児島県志布志市へ企業版ふるさと納税 1100万円など寄附 渡辺パイプ2025年4月2日
-
JA埼玉中央「農業従事者専用ローン商品」取り扱い開始 オリコ2025年4月2日
-
【役員人事】ジェイカムアグリ(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】ヤマハ発動機(4月1日付)2025年4月2日
-
「市民活動助成金制度」158万円助成伝達式開催 パルシステム群馬2025年4月2日
-
「ハッピーターン」が止まらないい辛旨に『辛(から)ターン』発売 亀田製菓2025年4月2日