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「羽衣の松」の後継樹が里帰り 林木遺伝子銀行110番で樹木を増殖2022年1月25日

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森林研究・整備機構森林総合研究所林木育種センターは、日本の貴重な林木遺伝資源の保存と、品種改良等に活用することを目的とした林木ジーンバンク事業を実施。このほど、天女が羽衣をかけたと伝わる「羽衣の松」(静岡県静岡市)の後継樹の苗木が、同研究所林木りんぼく育種センターから里帰りする。

全国には、学校や神社など身近な場所で地元の人々に親しまれ、ふるさとのシンボルとなっている天然記念物や巨樹・名木等が数多く存在する。こうした巨樹・名木等は、長い年月にわたって、風雪に耐え生育し続けているため、自然環境に対する適応性や抵抗性に優れている可能性が高く、林木遺伝資源として貴重なものといえる。

三保の松原の「羽衣の松」(写真提供:三保松原保全研究所)三保の松原の「羽衣の松」(写真提供:三保松原保全研究所)

林木育種センターでは、これら巨樹・名木等の収集・保存を進めるとともに、所有者等からの要請により衰弱している樹木の後継樹の苗木を増殖。里帰りの取組である「林木遺伝子銀行110番」を2003年から実施している。これまでに、全国から306件の要請があり、229件の巨樹・名木等の後継樹の里帰りを実施。後継樹の苗木は、さし木やつぎ木で増殖したクローン苗木であり、親木と同じ遺伝子を持っていることから二代目として大きく成長することが期待される。

「羽衣の松」の後継樹(写真提供:林木育種センター)「羽衣の松」の後継樹(写真提供:林木育種センター)

今回、里帰りする後継樹の親木は、天女が羽衣をかけたと伝わる「羽衣の松」。今年で指定100周年を迎える名勝で世界文化遺産の構成資産にも登録されている三保の松原は、その緑豊かな松原と美しい砂嘴、天空に聳そびえる富士山が織りなす風景で、古くから多くの人々を魅了してきた。その中心部にある「羽衣の松」は樹高14.5メートル、胸高直径121センチに達したクロマツの巨樹で、樹齢は約300年と推定される。

2015年12月に静岡県静岡市から後継樹の増殖を依頼され、同センターの温室でつぎ木で増殖し、5本の苗木の育成に成功。このうち2本が1月28日に静岡市に里帰りし、三保松原に植栽される。また、植栽に先立ち1月29日から2月27日まで、静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」で展示される。

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