「温泉バジル」活用したIoT農業モデルで地熱体験イベントに協力 八幡平スマートファーム2022年2月7日
岩手県八幡平市との事業を進める八幡平スマートファームは、日本で初めて商用稼働した松川地熱発電所温水の地域資源とIoT技術による、次世代型施設園芸で周年栽培する「温泉バジル」を活用したIoT農業モデルが、農業留学や体験型の飲食として提供される取り組みに協力を始めた。
同社は、IoTを活用したクラウド制御システム開発を手掛ける株式会社MOVIMASと、地熱を活用した熱水ハウスを再生する八幡平市のIoT農業の振興を目的とした協定締結から、農地法に定める農地所有適格法人として設立された。
「温泉バジル」は、八幡平市にある八幡平スマートファームで栽培される雪国栽培のバジル。八幡平市松尾寄木の地権者が、1966年に日本初の商業用地熱発電所の運転を開始。また、国の観光や農業振興施策をもとにした支援で「施設野菜団地」の整備を進め、1984年には熱水ハウスの手法で、岩手山の裾野に位置する十和田八幡平国立公園の麓で花き栽培を中心に取り組み、栽培施設として発展してきた。
その熱水ハウスは、高齢化による離農や施設の老朽化の問題もあり、未活用になっている施設が多いことから、IoTによる次世代施設園芸へ転換。持続的で発展的な農業経営ができる人材を地方へ呼び込み、新規就農者に向けたIoT技術の習得支援の場としても機能することをめざしている。
2月11日から13日まで開催の「安比スノー&ジオ フェスティバル」では、地熱の恵みを学んで楽しむことを目的に雪上で学べるプロジェクションマッピングや、地熱で作られた地域食材の味を感じられる飲食ブースで体験型のイベントが行われる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日