明治大学農学部発 ラン藻の研究用抗体が販売開始2022年2月28日
明治大学は、農学部農芸化学科環境バイオテクノロジー研究室(小山内崇研究室)の研究成果である抗体をコスモ・バイオ株式会社(東京都江東区)に提供し、ラン藻の研究用抗体として販売するための契約を締結。コスモ・バイオが2月に販売を開始した。
ラン藻は、別名シアノバクテリアと呼ばれ、光合成を行う微生物。光合成によって二酸化炭素を吸収できることから、現在の脱炭素技術において注目されている。同研究室では、ラン藻の代謝を改変することで、バイオプラスチック原料の生産技術を開発。特にラン藻の炭素代謝を改変することで、バイオプラスチック原料であるコハク酸や乳酸の生産が促進されることを明らかにしてきた。
このような代謝の改変では、細胞内のタンパク質量を測定することが重要となる。細胞内には、酵素、遺伝子の働きを制御するタンパク質、細胞の構成成分となるタンパク質など、さまざまなタンパク質が存在。これらのタンパク質の量を知ることで、細胞の代謝の流れや目的物質を生産する能力を推定することができる。
タンパク質の量の測定にはいろいろな方法があり、最も一般的なものはウエスタンブロッティングと呼ばれるもの。ウエスタンブロッティングは、細胞から抽出したタンパク質を分離後、メンブレン(膜)上にタンパク質を移し、抗体を使うことで特定のタンパク質を検出するもので、農学部農芸化学科では、2年生の学生実習でも習う。
今回作製した抗体は、ラン藻の中で最も使われるシネコシスティス(Synechocystissp.PCC6803)の10種類のタンパク質を検出するもので、炭素代謝に関わる酵素や酵素の量を制御するタンパク質に対する抗体。これらを使うことで、細胞内のタンパク質量を測定することができる。
同研究室は、ラン藻をはじめとする微細藻類のタンパク質や抗体を中心とした研究を進めており、次年度以降も抗体のラインナップを増やしていく予定。
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