イネのホウ素吸収はクラスリン非依存性経路を介して輸送体タンパク質の翻訳後に制御 岡山大学2022年3月9日
岡山大学の岡山大学資源植物科学研究所(IPSR)植物ストレス学グループの馬建鋒教授のグループは、イネのホウ素吸収はクラスリン非依存性経路を介して輸送体タンパク質の翻訳後に制御されることをつきとめた。
ホウ素は植物の生育に欠かせない必須元素だが、不足と過剰の幅が狭いため、環境中のホウ素濃度の変化に素早く対応する必要がある。
同研究では、イネのホウ素吸収に必要な二つの輸送体Lsi1とOsBOR1のホウ素濃度変化への応答機構を調べた結果、Lsi1は環境中のホウ素濃度変化に応答しないが、OsBOR1は高濃度のホウ素に対して遺伝子転写レベルではなく、タンパク質が素早く分解されることがわかった。さらに、シロイヌナズナとは異なり、高ホウ素濃度によるOsBOR1の分解はクラスリン非依存性経路を介していることもわかった。
同研究成果は、植物生理学の国際学術雑誌『Plant Physiology』(Volume.188, Issue.3)の2022年3月号に掲載された。
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