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「若い世代ほど受容的」遺伝子組み換え/ゲノム編集食品に対する意識調査 バイテク情報普及会2022年3月15日

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バイテク情報普及会は、「遺伝子組み換え食品/ゲノム編集食品」に対する意識調査を実施。遺伝子組み換え食品のイメージは改善傾向にあり、若い世代ほど受容的であることがわかった。同調査は2021年12月上旬、全国の20~50代の男女2000人を対象にインターネットで実施。

(グラフ1)遺伝子組み換え食品についてどのようなイメージを持っていますか。全く知らない方は、どのようなイメージを持ちますか。(グラフ1)遺伝子組み換え食品についてどのようなイメージを持っていますか。
全く知らない方は、どのようなイメージを持ちますか。

日本でも遺伝子組み換え作物を原料とする食品は暮らしに深く浸透しているが、多くの消費者はその実態を知らず、漠然とした不安感を持ち、受容意識が低いと言われる。そこでバイテク情報普及会は「遺伝子組み換え食品」に対する消費者意識を把握し、その受容意識の向上を目的とした調査を実施。また、2021年からゲノム編集作物・魚の流通が開始したことを受け、「ゲノム編集食品」に対する意識についても調査した。

調査によると、遺伝子組み換え食品についてどのようなイメージを持っているかとの問いに「良い」または「どちらかといえば良い」と答えた人は全体の約12%で、「特に何のイメージも持っていない」と回答した人は全体36%だった。年代別で見ると若年層ほど遺伝子組み換え食品に対して良いイメージ、または何のイメージも持っていない人の割合が高い傾向だった(グラフ1)。また、遺伝子組み換え食品を必要なものだと思うかとの問いでも、「非常にそう思う」「そう思う」と回答した人は20代が一番多く、若年層ほど遺伝子組み換え食品に肯定的な人の割合が高かった。

また、遺伝子組み換え食品に関し、以下の情報を回答者に提示した。

(グラフ2)これらの特徴を知って、あなたの「遺伝子組み換え食品」に対するイメージや考えは変化しましたか。(グラフ2)これらの特徴を知って、あなたの「遺伝子組み換え食品」に対するイメージや考えは変化しましたか。

◎提示した遺伝子組み換え食品の情報(一部)
・遺伝子はあらゆる生物の細胞の中に存在していますので、毎日食事をすることで、私たちも様々な生物の遺伝子を体内に取り入れています。
・遺伝子組み換え作物や食品には、各分野の専門家が参画する、国際基準に基づく国の審査が義務付けられており、この審査において安全性が確認され、政府に認可されたものだけが市場に流通します。
・遺伝子組み換え食品はこれまで安全に食べられてきた現在の作物や食品と同じくらい安全であるかどうかを基準として、安全性は評価されています。
・遺伝子組み換え食品は農作業による二酸化炭素の排出を減らし、農地拡大のための森林伐採を抑制するなど、持続可能な農業を可能にしています。 ほか

これらの特徴を知った上で、あらためて遺伝子組み換え食品のイメージを確認したところ、情報提示前よりイメージが良くなったと約半数が回答した(グラフ2)。また、「遺伝子組み換え食品は必要なものだと思うか」との問いには、「非常にそう思う」「そう思う」と回答した人は情報提示前が2割だったのに対し、情報提示後は約5割に増加した。

ゲノム編集食品について全く知らないと回答した人は全体の約半数。どのようなイメージを持っているかの問いには「良い(1.7%)」「どちらかといえば良い(6.6%)」と良いイメージは10%未満にとどまった。

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