内閣府の「宇宙開発利用大賞」で農林水産大臣賞を受賞 天地人2022年3月22日
JAXAが認定する宇宙ベンチャーの株式会社天地人は、宇宙開発利用における顕著な功績があった事例に授与する「宇宙開発利用大賞」で農林水産大臣賞を受賞した。
「宇宙開発利用大賞」で農林水産大臣賞を受賞
宇宙開発利用大賞は、宇宙開発利用の推進に大きな成果や先導的な取り組みを行なったプロジェクトや企業に対し内閣府が授与。同社は、米卸で国内大手の株式会社神明と、スマート水田サービス『paditch(パディッチ)』を提供する農業ITベンチャーの株式会社笑農和と協業し、 「宇宙ビッグデータ米 宇宙と美水(そらとみず)」を1年半で栽培・収穫、販売したことから農林水産大臣賞を受賞した。
「宇宙ビッグデータ米 宇宙と美水」の栽培には、即応性のある衛星写真などと異なり、これまでビジネスとしての価値を見出されてこなかった大量の宇宙からの観測情報、である宇宙ビッグデータを活用。中でも、地表面温度等の情報は、水稲の高温障害を回避するための適切な水管理に役立てられた。また、同社が開発した「天地人コンパス」による気候変動に対応した栽培適地の探索や地上データと衛星データの融合と、実際に栽培実証と販売を行ったことで宇宙技術の社会実装を加速させた点などが高く評価された。
生産現場では、地球温暖化による「高温障害」や「生産者減少」に伴う米の生産量減少が課題となる中、2022年度は、「天地人コンパス」を活用し、全国に栽培拠点を広げる予定。天地人は、気候変動に対応し、生産者の労働力や勘に頼らずに米の生産量の増加につながるソリューションを開発・実証する。
重要な記事
最新の記事
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日
-
「JAサイネージ」 JA本店や金融店舗の情報発信にも利用拡大 あぐラボ2024年7月18日
-
【人事異動】JA全国共済会 新会長に坂本富雄JA埼玉県中央会会長(7月18日)2024年7月18日
-
スマホでより便利に「石川県Aコープ(ジャコム石川)アプリ」提供開始2024年7月18日