りんごに黒星病 早期感染が懸念 天候に注意し適期防除を 岩手県2022年4月6日
岩手県病害虫防除所は、りんごに黒星病の発生を県下全域で確認。これを受け、4月4日に病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
果そう葉の葉裏病斑(左)、果実病斑(写真提供:岩手県病害虫防除所)
りんごの生育が進んでおり、黒星病の早期感染が懸念される。前年発生量は平年より多く、今年の伝染源密度は前年発生地域で特に高いと考えられる。近年は、同病の感染に好適な気象条件が開花始よりも早く出現し、散布適期を逃す年が続いている。
3月31日時点で発芽予測日は、県平均で4月5日(平年4月7日)で、平年よりやや早いと見込まれる。仙台管区気象台の3月31日発表によると、向こう1か月の気温は平年より高く、早期感染が起こりやすい状況にある。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇重点防除時期である開花7~10日前及び開花直前に、EBI剤もしくはカナメフロアブルを散布する。なお、両剤は降雨直後に散布すると効果的。
〇散布ムラが無いように十分量を丁寧に散布する。
〇耐性菌の発達を防ぐため、落花期以降は黒星病を対象としたEBI剤やSDHI剤の使用を避ける。
〇発病葉や発病果は二次伝染源となるため、速やかに摘み取って園地外へ持ち出し、地中に埋没させる等して処分する。
〇苗木を定植する際は、頂芽のりん片で越冬している可能性があるため、必ず頂部を切り返す。
〇苗木及び未結果樹も成木と同様に防除を徹底し、発病葉は速やかに摘み取って処分する。
重要な記事
最新の記事
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
サカタのタネの春キャベツ「金系201号」発売60周年 JA全農かながわがPRイベント開催2025年1月31日
-
北海道と熊本県内に無料RTKサービスの提供開始 HOSAC2025年1月31日
-
栃木県の郷土料理「しもつかれ」がおにぎりに 期間限定で発売 ミツハシ2025年1月31日
-
鳥インフル 米ネブラスカ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月31日
-
サワーに合うピリ辛チップス「CHIPS&NUTSレモンタルタルペッパー味」新発売 亀田製菓2025年1月31日
-
あわら農楽ファーム「ディスカバー農山漁村の宝」に選定 福井県あわら市2025年1月31日
-
グローバル技術研究所が2024年度省エネ大賞で「経済産業大臣賞」を受賞 クボタ2025年1月31日
-
特殊混和材製品 CO2排出量算定システムの第三者認証を取得 デンカ2025年1月31日
-
鳥インフル リトアニアからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月31日
-
地元新潟の米農家と共同出資 合同会社ナイスライスファームを設立 亀田製菓2025年1月31日
-
青果物の鮮度保持袋「オーラパック」紹介「SMTS2025」に出展 ベルグリーンワイズ2025年1月31日
-
国際協同組合年の意義テーマに「日本共済協会セミナー」オンラインで開催2025年1月31日