乾田直播栽培のノビエ防除支援 標準作業手順書「中国地域版」を公開 農研機構2022年4月8日
農研機構は4月7日、水稲の乾田直播栽培で栽培上特に問題となる雑草であるノビエの防除適期の把握に役立つ「ノビエ防除支援システム」の利用手順「標準作業手順書」として中国地域を対象に取りまとめ、農研機構のホームページで公開した。
標準作業手順書の表紙
水稲の乾田直播栽培では、水田に水を張らない乾田状態で生育初期を管理することから雑草が生育しやすく、生産現場では除草剤の散布適期を逃して雑草が繁茂する事例が多く発生している。
特にノビエは防除対策が必要にな雑草で、除草剤を適期散布するにはノビエの最大葉齢(ほ場内で生育の最も進んだ個体の葉齢)を把握することが重要になるが、葉齢をほ場全面を歩いて観察によって把握することは現実的に難しい。
農研機構は、日平均気温から推定したノビエの最大葉齢を表計算ソフトMicrosoft Excel上の簡単な操作で確認できる「ノビエ防除支援システム」を開発。同システムは、ほ場の位置情報に対応した気温データを、農研機構が開発したメッシュ農業気象データシステムと連動させて取得してノビエの最大葉齢を予測・表示する。具体的な利用方法を記載した本手順書を活用して適期に除草剤散布を行うことで、ノビエの繁茂が効果的に抑えられ、乾田直播栽培における雑草防除の安定化につながる。
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