【注意報】うめ、ももなどに果樹カメムシ類 県下全域で発生 愛媛県2022年6月2日
愛媛県病害虫防除所は、うめ、もも、キウイフルーツ、なし、すもも、かんきつ、かき等に、果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ・ツヤアオカメムシ・クサギカメムシ)が県下全域で発生すると予測。これを受け、5月31日に病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
今年のチャバネアオカメムシの越冬量は、愛媛県下40か所調査の平均値によると越冬虫数は、県全体では0.93頭/2m2(平年:1.05頭/2m2)と平年並だったが、東予地域では1.00頭/2m2(平年:0.58頭/2m2)とやや多かった。
県下5か所の集合フェロモントラップ調査では、2地点で5月第4~5半旬に急増し、平年より多く誘殺されている。高松地方気象台が発表した5月26日の1か月予報では、気温は平年並か高いとされており、今後の気温上昇にともない越冬成虫(7月頃まで生存)の果樹園への飛来数は増加してくると予想される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇もも、なしでは園内への飛来に注意し、早めに袋掛けを終える。
〇かんきつでは開花期頃から園内への飛来が予想され、大量飛来は落花(果)被害を引き起こす恐れがあり、かきにおいても園地への飛来と被害には十分注意する。
〇果樹園への飛来は、曇天で夜温があまり下がらない日に多くなるため注意する。
〇主に山林から果樹園に飛来するため、山林に近い園地での被害が多い傾向にある。
〇園地で飛来を確認した場合には、各地域の防除暦に従い、ただちに薬剤防除を行う。
〇飛来が長期間続く場合は、継続的な防除が必要。
〇薬剤は登録内容に応じて使用する。なお、薬剤の種類によっては周辺作物や生物(魚・蚕・ミツバチなど)に影響を及ぼし、カイガラムシ類、ハダニ類の異常増殖(リサージェンス現象)を生じる恐れがあるため選択に注意する。
重要な記事
最新の記事
-
地方みらい共創研究会を設置 農水省2024年12月26日
-
紅葉期のインバウンド、過去最高 旅館・ホテルの業績もV字回復 米需要押し上げ要因にも2024年12月26日
-
キャベツ、レタス、はくさい 「野菜の高値、年明けも」と農水省 12月の低温も影響2024年12月26日
-
米農家の「時給」、23年は97円 農水省・農業経営統計調査から試算 深刻な実態続く2024年12月26日
-
耳開げ、正月、小正月【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第322回2024年12月26日
-
年末商戦の締めくくりは梅【花づくりの現場から 宇田明】第50回2024年12月26日
-
リジェネラティブ農業 テーラーメイド化軸に 「健全な土」から バイエルクロップサイエンス・大島美紀社長に聞く(1)2024年12月26日
-
リジェネラティブ農業 テーラーメイド化軸に 「健全な土」から バイエルクロップサイエンス・大島美紀社長に聞く(2)2024年12月26日
-
【役員人事】石原産業(2025年1月1日付)2024年12月26日
-
JA共済「全国小・中学生書道・交通安全ポスターコンクール」入賞者決定2024年12月26日
-
こども食堂やフードバンクに農畜産物 富山、三重、秋田のJA 地産地消促進で社会貢献、食育も2024年12月26日
-
「年末年始のなす消費拡大フェア」熊本・福岡の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年12月26日
-
2025国際協同組合年に賛同する個人・団体の名簿を公開 全国実行委員会2024年12月26日
-
グテーレス国連事務総長の国際協同組合年に向けたビデオメッセージを公開 全国実行委員会2024年12月26日
-
国際協同組合年全国実行委員会が代表・副代表の年始あいさつ動画を提供2024年12月26日
-
福島県産ブランド米「福,笑い」WEBショートフィルム「おじいちゃん篇」公開2024年12月26日
-
過去最多の出店数 知多半島農業マルシェ「にこもぐ」27日に開催 愛知県半田市2024年12月26日
-
2024年度研修No.14「日射比例式灌水システム作成実習」開催 千葉大学植物工場研究会2024年12月26日
-
「日本酒イベントカレンダー20254年1月版」発表 日本酒造組合中央会2024年12月26日
-
適用拡大情報 殺菌剤「ベルクート水和剤」 日本曹達2024年12月26日