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営農クラウド「RightARM」農業情報学会で開発奨励賞を受賞 テラスマイル2022年6月14日

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テラスマイルは、農林水産分野における情報科学・情報技術の進歩発展と学術の推進を図り、食品産業・農山漁村の情報利用の普及推進を目的として設立された農業情報学会(JSAI)で、2022年度学会賞(開発奨励賞)を受賞した。

「農業情報学の進歩に寄与し、将来の普及に期待ができる」と評価「農業情報学の進歩に寄与し、将来の普及に期待ができる」と評価

テラスマイルが受賞した農業のデータ活用を支援する営農クラウド「RightARM」は、2017年の農林水産省 人工知能未来農業創造プロジェクトでプロトタイプ開発が行われ、戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)を経て、ベンチャーキャピタルからのシードおよびプレシリーズA出資に至った。2019年からはスマート農業実証プロジェクト等でのクラウドシステムの現場実証が行われ、2021年から本格的に産地実装されている。露地野菜・施設園芸・茶と幅広い分野、20品目以上の農作物でデータの運用実績があり、データの分析手法についても、現場視点を盛り込んだ独自のフレームワークを開発している。

「RightARM for EX」は、農業者と直接接する普及指導員の営農指導のデジタル化(DX)を推進するために開発されたクラウドサービス。普及指導員の大きな負担となるスマート農業機器・設備・ソフトウェアのデータ集計・加工業務を自動化し、これまで数年に一度しか取れなかった「地域ごとの営農データ」が毎年収集できるようになる。また、各県で信頼性の高い農作物の農業経営指針を策定することが可能になる。データ加工や分析グラフ作成のために専任人材を配置する必要もなくなり、デジタル化のコストも圧縮できる。

1キロメッシュ単位での気象データや、WAGRIを用いた市況データ、環境モニタリングセンサー、栽培管理の実績データと組み合わせることで、国が目指す、データ駆動型の営農指導を早期に実現できる。

今後は、環境負荷低減(ESG, SDGs)の可視化や、収益性指数・傾向予測の表示など、実証を終えたアプリケーションを、毎年バージョンアップさせて実装していく予定。

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