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【特殊報】センリョウにカシルリオトシブミ 西三河地域で発生 愛知県2022年6月20日

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愛知県病害虫防除室は、センリョウにカシルリオトシブミの発生を西三河地域で確認。これを受け、6月17日に病害虫発生予察特殊報第1号を発令した。

カシルリオトシブミ成虫(写真提供:愛知県病害虫防除室)カシルリオトシブミ成虫(写真提供:愛知県病害虫防除室)

2021年7月、西三河地域のセンリョウ栽培ほ場で、センリョウの天葉(実の周りの上位葉)に長楕円形の食害痕による被害が確認された。同時に、食害を受けたセンリョウの葉上にカシルリオトシブミ成虫がしばしば確認された。

その後、愛知県農業総合試験場における室内試験により、カシルリオトシブミがセンリョウに同様の長楕円形の食害痕を残すことから、同種がセンリョウを食害することが明らかになった。これまで、国内におけるカシルリオトシブミによる被害の報告はない。

センリョウ天葉の食害痕(写真提供:愛知県病害虫防除室)センリョウ天葉の食害痕(写真提供:愛知県病害虫防除室)

カシルリオトシブミはオトシブミ科の甲虫で、成虫の体長は、3.5ミリ前後で、本州・四国・九州およびシベリアに分布する。極めて多食性で、15科以上の植物を寄主あるいは野外で食用として利用する。成虫の活動時期は晩春から夏で、雌成虫はイタドリ、フジ、コナラ、イヌコリヤナギなどで揺籃を作り産卵する。

センリョウ葉上のカシルリオトシブミ(写真提供:愛知県病害虫防除室)センリョウ葉上のカシルリオトシブミ(写真提供:愛知県病害虫防除室)

同種の生活環は不明な点が多いが、中部地方では初夏から盛夏に、イタドリに形成された揺籃から羽化した新成虫が分散。タデ科、シソ科、アカバナ科、ブドウ科などの植物を摂食し、その後越冬に入る年1化性である可能性が高いとされている。

ほ場における観察結果から新成虫は、センリョウの開花期(6月末~7月ごろ)で天葉がまだ柔らかい時期に、天葉を集中的に加害すると考えられる。

同防除室では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇6月17日現在、同種に対して登録農薬はない。

〇同種の発生および被害の早期発見に努める。明確な防除方法は確立されていないが、ほ場における観察結果から、発生密度を抑えるために、発生源となる雑草の除去や、株の間引きによるほ場の通風の確保などが考えられる。

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