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【注意報】果樹カメムシ類 府内全域で多発の予想 京都府2022年7月4日

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京都府病害虫防除所は、果樹カメムシ類の予察灯等などへの飛来が急増していることから、7月1日に病害虫発生予察注意報第1号を発令した。

左から、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシ(写真提供:京都府病害虫防除所)

6月第5半旬時点で、チャバネアオカメムシの予察灯への誘殺数は京田辺市、亀岡市、京丹後市いずれも平年より多く、チャバネアオカメムシのフェロモントラップへの誘殺数は京田辺市、亀岡市、京丹後市いずれも平年より多い。また、クサギカメムシの予察灯への誘殺数は、京田辺市と亀岡市で平年並、京丹後市で平年より多い。ツヤアオカメムシの予察灯への誘殺数は、京田辺市及び亀岡市で平年よりやや多く、京丹後市で平年並。

6月30日発表の近畿地方の気象1か月予報では、気温は高く降水量は平年並か少ないとされ、カメムシ類の活動に適した条件となる見込み。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)ナシの有袋栽培では被害を防ぐため、早急に袋掛けをすませること。また、その際には袋を果実と密着させないように注意する。

(2)カメムシ類は局地的に発生し被害をもたらすこともあるため、園内外の成虫発生状況をこまめに観察し、発生を認めたら早めに防除する。特に、山林等の隣接園では
注意が必要となる。

(3)カメムシ類は、夜温が高く風の弱い日の日没頃に多く飛来する。そのような日の夕方に薬剤散布を行うと効果的。

(4)合成ピレスロイド剤(IRACコード:3A)の連用は、ハダニ類やカイガラムシ類が多発する恐れがあるため避けること。

(5)薬剤防除に当たっては薬剤の使用時期(収穫前日数)に十分注意する。なお、最新の農薬情報は農林水産省ホームページの「農薬コ-ナ-」の「農薬情報」を参照。

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