【注意報】モモ、カキなどに果樹カメムシ類 県北部で多発のおそれ 和歌山県2022年7月15日
和歌山県農作物病害虫防除所は、県北部でモモ、カキ、ナシ、ブドウ、キウイフルーツに果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)が多く発生するおそれがあるとして、7月14日に病害虫発生予察注意報第3号を発令した。
紀の川市粉河の予察灯におけるチャバネアオカメムシの誘殺消長(写真提供:和歌山県農作物病害虫防除所)
紀の川市粉河の予察灯における6月26~30日の誘殺数は、チャバネアオカメムシが384頭(平年59.8頭)、ツヤアオカメムシが114頭(平年50.6頭)。7月15日の誘殺数は、チャバネアオカメムシが253頭(平年94.9頭)、ツヤアオカメムシが118頭(平年35.6頭)だった。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)ほ場内への多飛来を確認したら早急に薬剤散布を行う。
(2)山林に隣接するほ場では飛来が多く、集中して加害される傾向があるため特に注意する。
(3)台風通過後や強風後には、一時的にほ場への飛来が多くなることがあるので注意する。
(4)有田川町奥、みなべ町東本庄の予察灯への飛来量は平年に比べてやや多い。県中部、県南部も今後の発生に注意する。
(5)今後の発生動向については、農業環境・鳥獣害対策室のウェブページ内農作物病害虫防除所の果樹カメムシ情報や、各地域の振興局、JA等の情報を参考にする。
(6)防除薬剤は最新の登録情報「農林水産省農薬登録情報提供システム」を参照。特に収穫が近いほ場では薬剤の収穫前日数に注意する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日