【注意報】ナシ、カキ、カンキツ等に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2022年8月3日
三重県病害虫防除所は、ナシ、カキ、カンキツ等に果樹カメムシ類が多く発生するおそれがあるとして、8月2日に病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
予察灯におけるチャバネアオカメムシの誘殺数(6月第5半旬~7月第4半旬)は、松阪市嬉野川北町で2726頭(平年729.3頭)、南牟婁郡御浜町で6万7926頭(平年9564.3頭)と多い状況にある。
フェロモントラップにおけるチャバネアオカメムシ誘殺数は、松阪市嬉野川北町(6月4週~7月3週)で1368.7頭(平年332.8頭)、南牟婁郡御浜町(6月下旬~7月中旬)で3413.5頭(平年643.2頭)と多い。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)飛来数は、ほ場による差が大きい傾向がある。気象の変動をきっかけに飛来する可能性も考えられるため、今後の発生動向に注意を。
(2)夜間の照明等への飛来を参考にし、ほ場で飛来を確認したら防除を実施する。
(3)過去に飛来が多かった圃場では特に注意する。
(4)近隣圃場と散布日を合わせるなど、広域で一斉防除すると効果が高くなる。
(5)合成ピレスロイド系の薬剤を連続して散布することで、ハダニ類、カイガラムシ類の発生が多くなる傾向があるため注意を。薬剤は三重県農薬情報システムで検索できる。
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