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【注意報】サヤエンドウ、実エンドウにウラナミシジミ 被害長期化のおそれ 和歌山県2022年10月28日

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和歌山県農作物病害虫防除所は、サヤエンドウと実エンドウにウラナミシジミの被害を日高地域で確認。これを受けて、10月28日に病害虫発生予察注意報第5号を発令した。

花や蕾に産卵するウラナミシジミ成虫(写真提供:和歌山県農作物病害虫防除所)花や蕾に産卵するウラナミシジミ成虫(写真提供:和歌山県農作物病害虫防除所)

10月下旬の日高地域(御坊市、印南町)の露地栽培エンドウ類での発生状況は、被害発生ほ場率は93%(平年67%)。被害株率は34.0%(平年23.9%)と平年に比べて高い。被害さや率は11.2%で、多発した20168年(15.2%)と同程度。1花あたりの卵数は0.32個(平年0.18個)と平年に比べて多い。

大阪管区気象台の発表によると、向こう1か月(10月22日~11月21日)の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%。例年に比べて被害が長期化するおそれがある。

蕾に産卵された卵と1齢幼虫(直ぐにさやに食入)・さやを食害する幼虫(写真提供:和歌山県農作物病害虫防除所)蕾に産卵された卵と1齢幼虫・さやを食害する幼虫(写真提供:和歌山県農作物病害虫防除所)

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇食入加害されたさやは、ほ場の外に持ち出し適切に処分する。
〇主な産卵部位である花や蕾に薬液が十分かかるよう、7~10日間隔で防除を行う。
〇トレボン乳剤、アディオン乳剤、パダンSG水溶剤は、1齢幼虫のさやへの食入阻止効果が高い。
〇防除資料として、農業試験場ニュース125号を参照する。
〇防除薬剤は最新の登録情報「農林水産省農薬登録情報提供システム」を参照し、適正に使用する。

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