埼玉・羽生で農産物販売施設の運営開始「農業型街づくり」を実践 アグリメディア2022年12月20日
農業ビジネスを展開するアグリメディアは、埼玉県羽生市で農産物の直売所や地元食材を使ったレストランなど様々な食農サービスが複合した施設「羽生市三田ヶ谷農林公園 キヤッセ羽生」の運営に同市から指定管理者として選ばれた。同社は2019年から、キヤッセ羽生に近接するエリアで国内有数の農業団地プロジェクトのコンサルタントを務めており、今回その実績が評価された。
羽生市三田ヶ谷農林公園 キヤッセ羽生
2001年に開業したキヤッセ羽生は、約3.6ヘクタールの園内に地元野菜が並ぶ直売所やレストラン、子どもが遊べる遊具エリア、花が咲き誇るエリアなど様々なコンテンツが集まる。同社は、キヤッセ羽生の核である直売所とレストランのテコ入れに注力するため、農家営業の経験が豊富な社員を「生産者ファシリテーター」(仮称)に任命。消費者ニーズの高い野菜が直売所の棚に途切れることなく並ぶよう、出荷農家とのコミュニケーションを充実させる。また、地元の畜産品の取り扱いを増やし、直売所の魅力向上につなげるほか、レストランは内外装のデザインを刷新。近接する農業団地に入居する農業法人から鮮度の高い野菜や果樹を仕入れ、特徴あるメニューを開発する。
同社はサポート付き貸し農園「シェア畑」と農業人材サービス「あぐりナビ」の2事業を運営。2018年には神奈川県清川村の道の駅の運営を始めたほか、2021年には東京都品川区で生鮮野菜を扱う八百屋を実験的に展開するなど、農産物の流通事業を強化している。
同社が提唱する「農業型街づくり」は、羽生での取り組みを念頭においた、新しい事業構想。大規模圃場、植物工場、観光農園、道の駅、加工場、クラインガルテン(滞在型市民農園)など食農ビジネスに関わる幅広いコンテンツを一堂に集めたエリア開発を行うもので、テクノロジーを活用したスマート農業とも相性がよく、次世代農業には欠かせない考え方。農産物の販売機能をもつキヤッセ羽生は、同社が羽生ですすめる「農業型街づくり」の重要なピースといえる。今後、羽生市に経営リソースを投下することで、「農業型街づくり」の高度化をすすめ、日本の農業の発展につなげる。
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