くれよんおじさんが失敗しない「花苗栽培5つのポイント」伝授 タキイ種苗2023年3月13日
タキイ種苗は、一年を通して春、夏、秋、冬と様々な植物が入れ替わり、"早く咲く、簡単、手間いらず"をコンセプトに集めた草花の「くれよんシリーズ」を展開。今回は同社公式Instagramで人気の"くれよんおじさん"による花苗栽培の初心者も楽しく育てて花が咲く喜びを感じられる5つのコツを紹介する。
◎花苗栽培5つのポイント
ポイント①土:成功の鍵、最も大切なのは「土」
・植物は土の中(上)で育つ。フカフカで植物が喜ぶ土で育てる。
・土を鉢に入れる際は、ぎゅうぎゅう押さえつけると"根っこの通り道"がある空気の層をつぶしてしまい、根詰まりを起こすため注意。
・初めて栽培する際は、植物の栽培に必要な肥料などが配合された培養土を用意するのがオススメ。
ポイント②水:農家でも「水やり10年」と言われる奥深さ
・植え付けた直後は鉢底から水が出るまでたっぷりと。一度鉢を持ち上げ、重さをカラダで覚える(水を100%含んでいる状態)。表面の土が乾いていても十分な重さがあるうちは、水やりを我慢。(根が呼吸できなくなり、根腐れを起こす)
・最もダメな水やりは毎日決まった時間に決まった量のお水をあげる。
・水やりはメリハリが大切。あげる時はたっぷり、あげない時はあげない。
・水をあげない間に、根っこは水を探して伸びていく。これが"植物のカラダ作り"。
・夜はできるだけ乾かし気味で、朝にしっかり水を与える。
ポイント③ハサミ:ハサミは使用前に必ず消毒してから
・切った枝はそこから2本に、もう一度切れば4本に。枝数を増やせば1株でもこんもりたくさん花がつく。
・鉢の中心にお花が咲かない方は思い切って切る。
・晴れて天気のよい日に切るのがオススメ。
・ハサミを通じて病気も入りやすいため、ハサミは使用前に必ず消毒する。(アルコールスプレーなど)
・一年草であれば切らずに今を楽しむのも良い。
・切り方は"新芽を残してその上で切る"といのが基本。分からない場合は鉢に沿って"ざく切り"してみる。
ポイント④肥料:肥料の与え過ぎは逆効果
・元気がないからと大量に肥料を与えると肥焼けして逆効果。熱があってしんどい人に「パワーが出るからステーキを食え」と言っても食べられないのと同じ。
・真夏、真冬は肥料の吸い方が鈍る草花が多いので、春と秋には定期的に。
・固形肥料はゆっくりと効く、液体肥料は即効性あり、が通説。
・肥料袋の3つの数字は、チッソ=リンサン=カリ、3つのバランスを確認して購入。
ポイント⑤陽の光:全く陽が当たらない所で、花を咲かせるのは難しい
・日当たりの悪いベランダ等は、アイアンスタンドで少し底上げしてあげるなど、少しでも陽を浴びれる環境を作ってあげるだけでも違ってくる。
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