Wi-Fi新規格「11ah」活用 茶葉栽培で農業DX実証実験 埼玉県入間市で開始2023年3月24日
埼玉県茶業研究所、入間市、NTT東日本、NTTアグリテクノロジーは、入間市金子地区で、従来のWi-Fiと比較して広範囲に電波が伝搬し、LPWAより高速な通信を可能とする広域Wi-Fi「IEEE802.11ah(11ah)とIoTセンサーやカメラを活用した茶葉栽培の農業DXの実証実験を開始する。
実証実験イメージ
農家の高齢化、後継者不足問題などによる労働力不足や害虫被害や天候の影響等による収穫量の低下などの課題は茶葉栽培の現場でも例外ではなく、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じた、生産性向上への期待が高まっている。
実証実験は、11ahとIoTセンサーやカメラを用い、農業DXの実現に向けて、①ほ場の見回り稼働削減による茶農家の労働負担軽減、②タイムリーな茶葉の病虫害等の予察による被害抑止、を目的に行なわれる。
◎実証実験の概要
実証期間:4月1日~2024年3月31日(予定)
<実施内容>
・埼玉県茶業研究所の屋上に11ahのアクセスポイントを設置し、埼玉県茶業研究所および入間市のほ場に設置したIoTセンサー、カメラにより、茶葉の生産に有用なデータを取得
<主な取得データ>
・温湿度・日射量・土壌水分・土壌EC(電気伝導度)・風速風向
・画像(静止画・動画)等
・取得したデータから茶農家が必要とする情報を埼玉県茶業研究所のLINEを用いて共有
・茶葉栽培の農業DX促進に有用と思われるデバイスを選定し、11ahにおける制御および動作を検証
実際の設置機器
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