「農業経営計画策定支援システム」開発と社会実装へ 試行者を公募 農研機構2023年3月30日
農研機構は、スマート農業実証プロジェクトで得たデータを活用し、スマート農業導入する際の経営メリットをシミュレーションできるアプリを開発した。同アプリの社会実装に向けて、その有効性などを検証する生産者と支援機関からなるグループの公募を令和5年度に予定している。
図1「農業経営計画策定支援システム」の利用イメージ
農林水産省のスマート農業実証プロジェクトは、技術区分ごとに、スマート農業を農業経営に導入した場合の収入、経費、労働時間等を整理した経営データを収集している。農研機構は、これらの経営データを整理し、稲作部門を中心に、スマート農業の効果を示す経営指標としてWAGRI(農業データ連携基盤)に蓄積してきた。
このほど、農研機構はこれらの経営指標を活用し、スマート農業を導入しようとする農業者が、その導入効果や、機械の購入等に関わる費用等を試算できるアプリ「農業経営計画策定支援システム」を開発した。スマート農業の導入効果は経営条件、地域条件によって異なるため、費用対効果が十分発揮できず過剰投資となる場合があるが、このアプリを活用することで、リスクを回避できる。
農研機構は、同アプリの社会実装に向けて、このアプリを試行し、使い勝手や適用可能性、経営改善に向けた経営改善シナリオの策定等を検証できる生産者と支援機関の担当者からなるグループを公募する。
公募については、農研機構のホームページで4月下旬に開始予定。
重要な記事
最新の記事
-
多収米の契約栽培で供給増へ 主食用米全体の安定供給にも寄与 JA全農2025年3月6日
-
貯金保険機構の保険料引き下げへ 有識者検討会に案を提示2025年3月6日
-
春の大玉スイカ出荷本格化 JA鹿本2025年3月6日
-
日本海側中心の大雪被害に早期の支払い JA共済連2025年3月6日
-
ニデック京都タワーに「北山杉」の木製品を寄贈 京都府森林組合連合会と農林中金大阪支店2025年3月6日
-
【人事異動】JA共済連(4月1日付)2025年3月6日
-
次世代の環境配慮型施設園芸の確立へ Carbon Xtract、九州電力、双日九州と実証事業開始 農研機構2025年3月6日
-
バイオスティミュラント新製品「ヒートインパクト」発売決定 ファイトクローム2025年3月6日
-
鳥インフル 米ワイオミング州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月6日
-
食用油の紙パックのリサイクルシステム構築 資源ごみとして静岡県裾野市で行政回収開始2025年3月6日
-
食品産業の複合展「FOOD展2025」10月開催 出展申込受付中2025年3月6日
-
果樹の新しい有機リン系殺虫剤「ダイアジノンMC」普及性試験を開始 日本化薬2025年3月6日
-
「オーガニック天平マルシェ」奈良・天平広場で開催 コープ自然派奈良2025年3月6日
-
野菜の機能性・健康効果に特化『野菜健康指導士』資格事業開始2025年3月6日
-
農林水産業専門の人材サービス「農業ジョブ」新機能リリース シンクロ・フード2025年3月6日
-
農薬がどの程度残りうるか 地理的・気候的条件から予測 岐阜大学2025年3月6日
-
農業に特化した就転職オンラインイベント「就農会議」参加者募集 あぐりーん2025年3月6日
-
乳酸菌発酵の力で肉を変える「乳酸菌発酵液」食肉事業者へ販売開始 明治2025年3月6日
-
日本生協連「くらしと生協」春アイテム「sweetweb.jp」で華やかに登場2025年3月6日
-
体験型野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」7日から営業2025年3月6日