漆生産量は樹と葉の大きさがポイント 漆生産量の多い個体選抜で国産漆増産へ2023年3月31日
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所と九州大学の研究グループは、漆生産量の多い個体は樹が太く、葉が大きいことを明らかにした。国宝・重要文化財の修理には国産漆の使用が求められる中、この成果は今後の国産漆の増産や安定供給に役立つ。
国宝・重要文化財の修理に欠かせない国産漆の増産は、我が国の伝統文化の継承に不可欠なもの。漆増産に向けて漆生産量の多い個体を選抜することは重要となるが、どのような個体で漆生産量が多くなるのかよく分かっていなかった。
同研究では、DNA情報からウルシ林の構成を調査するとともに、各個体の胸高直径、樹高、葉のサイズを調査。漆生産量の指標となる漆滲出長(ウルシの幹に付けた傷から下方向に滲出した漆液の最大の垂下長)との相関を評価し、DNA分析の結果、7林分で10種類のクローンが見つかった。
ウルシの幹に傷を付けて採取された漆(a)、頂小葉(矢印) ウルシの葉は奇数羽状複葉で頂端の小葉は頂小葉(b)、漆生産量が多いウルシ、漆が滲出し、長く垂れている(c)
これらのクローン間で胸高直径や葉が大きいクローンは漆滲出長が最も短いものに比べて約2〜9倍長いことが判明。また、葉のサイズは胸高直径よりも漆滲出長と高い相関を示し、胸高直径に比べ漆生産量の早期判定指標になる可能性が高いことも分かった。
現在、同研究で明らかになった漆生産量の多いウルシ苗の生産に取り組んでおり、今後の国産漆の増産や安定供給に役立つと考えられる。
同研究成果は3月29日、日本森林学会誌でオンライン掲載された。
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