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宮崎県延岡市に最先端農業の実践拠点「アグリ研究所」開設 テムザック2023年4月19日

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株式会社テムザックは4月、宮崎県延岡市に最先端のロボット技術を活かした農業の実践拠点として「アグリ研究所」を開設。本格始動を前に4月15日には、一部のほ場で鉄コーティングを施した種籾のドローンによる直播を実施した。

播種に使ったドローンを前に、延岡市の読谷山洋司市長(中央)とアグリ研究所の高本陽一所長(右)播種に使ったドローンを前に、延岡市の読谷山洋司市長(中央)とアグリ研究所の高本陽一所長(右)

同社は、人手不足が問題となっている様々な業界で、産業用ロボットでもコミュニケーションロボットでもない、人と共存しながらより実用的な業務を遂行する働くロボット "WORKROID(ワークロイド)"を開発している。

米は日本の数少ない食料自給品目だが、農業従事者の高齢化・担い手不足に耕作放棄地が拡大する中、省力化・省人化に向けた技術革新が必須となっている。そこで同社は、これまで培ってきたロボット技術を活かし、農業経験のない人でも取り組める省力化農業 "WORKROID農業"のため、アグリ研究所を開設した。

また、開設に先駆けて2022年12月、延岡市、北浦農業公社と連携協定を締結した。同拠点では、米粉製造に向けた水稲直播栽培を実施。具体的には、ドローンによる直播、農業ワークロイドを使った耕作・除草・収穫等、水門遠隔管理システム等などに取り組む。従来よりはるかに少ない労力で稲作を実現することで、耕作放棄地拡大を食い止め、食料自給率の維持・食料安全保障への貢献を目指す。

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