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「アイガモロボ」G7宮崎農業大臣会合で世界にアピール 有機米デザイン2023年4月25日

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田んぼの自動抑草ロボット「アイガモロボ」の開発に取り組む有機米デザインは4月22日から2日間、宮崎県で開催されたG7宮崎農業大臣会合で、井関農機と共同で会場にアイガモロボの紹介ブースを出展。各国の大臣や政府関係者、国際機関に紹介した。

アイガモロボは、太陽光エネルギーだけで稼働する田んぼの雑草を抑制するロボット。農薬を使わない水稲の有機栽培を行う上で最も工数のかかる除草作業の省力化を実現し、有機農業の面積拡大、生産性向上の確立を目指している。

展示ブースでは、実際のアイガモロボとスクリューの撹拌の様子を確認できる水槽、PR動画を用意し、ブースに立ち寄った各国大臣や国際機関の代表などに「アイガモロボ」を紹介。

各国の大臣ら代表団に向けたアイガモロボの実演各国の大臣ら代表団に向けたアイガモロボの実演

生産者の除草作業の負担を減らすとともに、太陽光エネルギーのみで稼働するため農薬を使わずに抑草できることなどを説明した。また、ロボを投入させた田んぼで、温室効果ガスの1種であるメタンガスの排出量を半減させた実証実験の結果などについて説明。化石燃料を使わずに水田の除草作業の省力化を実現できる点や有機農業の普及推進に期待できる点について関心が寄せられた。

会合2日目には、宮崎県立宮崎農業高校のほ場で各国の大臣ら代表団に向けてアイガモロボを実演。日本は有機農業の面積拡大を推奨しており、実現のためには雑草対策の省力化が必須である中、そのソリューションの一つとしてアイガモロボが紹介された。

国旗を貼ったG7仕様のアイガモロボ国旗を貼ったG7仕様のアイガモロボ

デモンストレーションでは、G7参加国の国旗を貼ったG7仕様のアイガモロボを同校の生徒らが田んぼに浮かべ、ロボが泥を巻き上げながら縦横無尽に全自動で動く様子を見せながら、ロボの特性やスペックを説明。その中で、水稲栽培が行われているイタリアの企業からも購入希望の問い合わせがあった。

最後に同社の中村取締役が、「昨年度の実証実験でメタンガスの排出量を半減できた結果も出ており、引き続き検証を重ね、効果を発信していきたい」と世界へアピールした。

今回、G7の会場で紹介したメタンガスの削減効果は、東北大学東北大学農学研究科 西田瑞彦教授が2022年に行った実証実験に基づくもので、アイガモロボを使ったロボ投入区と使用していない対照区を比較し、水田から発生するメタンガスが半減する傾向が確認された。今年度も同様の実験を重ね、2023年秋の日本作物学会で論文を発表する予定。

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