JA秋田しんせいと連携 土壌分析アプリ「Sagri」による実証開始 サグリ2023年4月26日
衛星データ(Satellite)×機械学習(AI)×区画技術(GRID)を掛け合わせ、農業や環境における課題解決を目指す岐阜大学発ベンチャー企業のサグリは、JA秋田しんせいと連携し、衛星データを活用した土壌分析アプリ「Sagri」の提供を開始。衛星データを活用した土壌診断・生育診断による業務削減と化学肥料低減の有効性を検証する。
土壌分析アプリ「Sagri」は、農業生産者が管理する農地をワンタッチで登録することで、生育状況や土壌解析をスムーズに行えるアプリケーション。
JA秋田しんせいでは、すべてのほ場を人の目で管理しきれないことや、適性施肥を目的とした土壌解析に金銭的・時間的なコストがかかりすぎること、また、施肥コストの高騰などの課題を抱えている。このほど土壌分析アプリ「Sagri」を取り入れることで、ほ場の管理やコスト削減にどの程度の有効性があるかを検証する。
実証実験では、SagriのアプリをJA秋田しんせいのほ場900か所以上で活用。農林水産省の肥料価格高騰対策事業において、衛星データを活用した土壌診断・生育診断による施肥設計が化学肥料低減の有効な手法となるアプリサービスであることを検証する。
また、現地に行く手間を減らし、データだけで解析できるDX化への有効性を検証する。実施期間は2023年1月1日〜12月31日まで。
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