迅速・簡単な暗渠敷設機「カットドレーナー」開発 農研機構2023年4月26日
農研機構は北海コーキと共同で、トラクタなどにより牽引することで、暗渠管とモミガラなどの疎水材を敷設・配置して暗渠を整備できる、暗渠敷設機「カットドレーナー」を開発。北海コーキからトラクタ販売店などで販売する。
畑作物を安定的に生産するには、湿害を避けるためにほ場の排水性を高めることが重要。特に、水田を畑転換したほ場では排水対策は欠かせない。農研機構は、北海コーキと共同で、生産者自らが簡単・迅速に暗渠を整備できる暗渠敷設機「カットドレーナー」を開発した。
カットドレーナーは、トラクタや農耕用ブルドーザに取り付けて暗渠を迅速に整備できる機械。はじめに、V字刃が土塊を切断し、下端の幅が10センチ、上端の幅が最大60センチのV字状の溝を形成する。次に、形成された溝の最下部に幅7センチの縦溝を形成し、内径5センチの暗渠管とその上にモミガラなどの疎水材を敷設・配置する。一連の作業は生産者自ら簡単に実施できる。
トラクタへの装着状況(80馬力ハーフクローラー)
カットドレーナーの特長として、暗渠の施工深さが最大80センチであること、対象とするほ場に石礫が存在していても、その直径が30センチ未満であれば整備できること、その他、従来の整備手法と比較して少ない疎水材で施工できること、施工時間が100メートルあたり10分程度と効率的であること、があげられる。同技術により、ほ場の排水性の改善とそれによる畑作物の生産の安定化が期待できる。
カットドレーナーの技術的な情報は、農研機構ウェブサイトで公開。また、製品については、北海コーキのウェブサイトで公開する。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日