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ダリア「エターニティシリーズ」新品種 種苗生産の原種苗提供 予約開始 農研機構2023年5月24日

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農研機構は、優れた日持ち性と美しさで全国へ普及が進む良日持ち性ダリアエターニティシリーズに、美しい複色花色や落弁しにくいなどの新たな特性でバリエーションを拡大した「エターニティピーチ」と「エターニティシャイン」の2品種を育成。このほど、種苗生産のための原種苗予約を開始した。優れた日持ち性を活かし、新品種の全国への普及が期待される。

図1「エターニティピーチ」(左)と「エターニティシャイン」図1「エターニティピーチ」(左)と「エターニティシャイン」

日持ちは消費者が花を選ぶ際のポイントの一つで、花きにおける最も重要な育種目標の一つ。ダリア(Dahliavariabilis)は、豪華な巨大輪から清楚な小輪まで大きさや花型のバリエーションに富み、多彩な花色を有することから、人気の切り花品目として流通量が増加している。一方、ダリアには日持ちが短いという欠点があり、消費のさらなる拡大には日持ち性の改良が強く望まれている。

農研機構は、2014年からダリアの日持ち性を向上させる育種研究に取り組み、2020年に育成した良日持ち性ダリアエターニティシリーズ3品種は、優れた日持ち性とその美しさから、生産者や小売業者等の実需者から高く評価され、全国へ普及が拡大している。

同シリーズの新品種は、良日持ち性でかつ美しい複色花色の「エターニティピーチ」と、良日持ち性でかつ落弁しにくく流通適性に優れる「エターニティシャイン」の2品種で、種苗生産のための原種苗提供の予約を開始。新品種は、早生で生産性にも優れ、切り花としてのダリアの一層の全国普及が期待される。

予約期間は、5月23日~6月15日。原種苗の配布は2024年3~5月を予定。有償配布。申し込みは、農研機構野菜花き研究部門研究推進室渉外チームへ。(メール)yoyaku-daria@ml.affrc.go.jp、(FAX)029‐838‐6673。

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