2024年度から新カリキュラム Society5.0時代の農業工学教育と研究を展開 東京農業大学2023年5月30日
東京農業大学 地域環境科学部 生産環境工学科は、2024年度から新カリキュラムと新研究室体制により、Society5.0に対応したスマート農業を実現する新しい教育・研究に挑戦。従来の農業工学の伝統を継承しながら、スマート農業に対応した教育・研究を展開する。
東京農業大学 地域環境科学部 生産環境工学科は、その前身である農業工学科の創設からその歴史は80年を超える伝統ある学科。農業工学の伝統を発展させ、時代の要請に対応できる新しい教育・研究を目指し、2024年度から新カリキュラムと、2分野4研究室体制に生まれ変わる。研究室は、スマートアグリ分野のバイオロボティクス研究室・ジオデータサイエンス研究室と、農業環境工学分野の農業土木学研究室・環境資源学研究室となる。
バイオロボティクス研究室では、総合工学であるロボティクスをキーワードに、スマート農業やフード・アグリテックに挑戦。代替タンパク質をキーワードに現在進行形で研究を推進しており、社会理解と教育展開を同時に行っている。
また、東京農業大学で実施するイベントでは、6月18日に開催のキャンパスツアー、8月5~6日に開催の「オープンキャンパス」、11月3日~5日開催の「収穫祭」で、4つの研究室の特徴を表した展示と説明の実施を予定している。
■スマートアグリ分野 「AI×Tech×DXで切り拓くスマート農業」
◎バイオロボティクス研究室「スマート農業、フード&アグリテックで未来農業へ」
キーワード:AI、スマート農業、ロボット工学,フードチェーン、フードテック
教育ポリシー:フードチェーンを対象としたスマート化について、機械、ロボティクス、AI、IoT、ICT、DXなどを活用して設計・開発・評価・活用できる知識・技術を習得する。
特徴的な科目群:スマート農業入門/スマート農業(一)・(二) /ものづくり設計製図/電気・電子工学/農産加工流通工学/食品工学
◎ジオデータサイエンス研究室「地理情報とデータサイエンスで未来の農業を切り拓く」
キーワード:地理情報、データサイエンス、UAV、リモートセンシング
教育ポリシー:地域環境や生産フィールドを対象としたスマート化について、AI、データサイエンス、ドローン、GNSS、センシング、ビッグデータ、フィールドワークに活用できる知識・技術を習得する
特徴的な科目群:AI・データサイエンス応用/環境情報学/地理情報学演習/環境リモートセンシング工学
■農業環境工学分野「土水基盤を守る伝統の農業工学」
◎農業土木学研究室「農地を支え、水を導き、安全・安心な生活空間を創造する」
キーワード:地球温暖化対策、気候変動の緩和・適応策、基盤整備,防災・減災、沙漠緑化
教育ポリシー:農業生産環境・生活環境にかかわる基盤整備・維持管理に関する知識・技術を習得する。
特徴的な科目群:環境土壌物理学/社会基盤工学/地水環境工学
◎環境資源学研究室「農村の資源有効利用、環境修復保全、新エネルギー生産に取り組む!」
キーワード:水環境、農地環境、環境修復保全、再生可能エネルギー、未利用物質・廃棄物の資源化
教育ポリシー:地域を人間の生活、自然および生物生産の共存空間と捉え、土地や水生物などの地域資源を生態系に配慮して持続可能な利用・保全を実行するための理論と技術を習得する。
特徴的な科目群:地域資源持続学/環境資源学/農村計画学/国際農村開発学/エネルギー工学
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