長崎県壱岐市と「エンゲージメントパートナー協定」締結 ゼロアグリ2023年6月9日
ルートレック・ネットワークスとクボタはそれぞれ、長崎県壱岐市とエンゲージメントパートナー協定を締結。3者連携により壱岐市でアスパラガスのハウス栽培のスマート化実証を開始した。
壱岐市のエンゲージメントパートナー協定は、持続可能な未来をともに創造する趣旨に賛同する企業等が同市と締結する協定。
全国有数のアスパラガスの産地である長崎県で、壱岐市は14年連続で最も高い単位面積当たり(10aあたり)の収穫量を実現している一方、農家の高齢化や担い手不足という課題を抱え、収穫量の維持と拡大には新規就農者の増加が不可欠となっている。
アスパラガスのハウス栽培はきめ細やかな水やり・施肥などの作業が必要なことから、長年の経験や人手による作業に依存しており、新規就農の妨げとなっているため、データや自動化技術を活用した栽培の最適化や軽労化の実現が求められていた。
同社とクボタはそれぞれ、壱岐市とエンゲージメントパートナー協定を締結し、壱岐市でアスパラガスのハウス栽培のスマート化実証を開始。遊休ビニールハウスを再利用し、「クボタインキュベーションファーム」で実証してきた、データに基づく栽培最適化ソリューションや、水やり・施肥などの自動化ソリューションを導入した安価で生産性の高い栽培体系を確立し、新規就農の促進につなげる。また、同実証で得た知見を活かし、他の地域におけるハウス栽培のスマート化の取り組みも進める。
◎エンゲージメントパートナー協定における主な取り組み内容
(1)農業に係る課題の解決と新たな価値創造への取り組みに関すること
(2)協定参画者のネットワークを活用した新たな取り組みに関すること
(3)壱岐市のスマート農業の推進に関すること など
◎実証における役割
壱岐市
・実証ハウス構築に関する支援
・スマート農業技術の導入、普及に向けた支援
クボタ
・データの相互利活用環境の構築
・スマートソリューションの開発
ルートレック・ネットワークス
・栽培管理
・AIを活用した最適な水やりと施肥、環境制御の自動化
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日