【注意報】水稲に穂いもち 中西部・中東部で多発のおそれ 広島県2023年7月26日
広島県農林水産局は、水稲(早生種)にいもち病(穂いもち)が中西部、中東部で多発のおそれがあるとして、7月25日に令和5年度病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
葉いもち病斑・ずりこみ症状(写真提供:広島県農林水産局)
葉いもちの発生は、7月上旬から7月下旬にかけて急速に広がった。7月19日から20日に実施した7月下旬の巡回調査では、早生種での発生地点率が87.5%(平年40.6%)と過去10年間において最も高くなっており、平均発生程度は1.33(平年1.17)と過去10年間において3番目に高くなっている。
上位葉に病斑の認められるほ場が散見され、また、一部地点で進展型病斑も認められる。巡回調査ほ場以外の一部ほ場において、同病によるずりこみ症状が認められている。
同局では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇穂ばらみ期及び穂ぞろい期の穂いもちの基幹防除を徹底する。
〇早生種では穂ばらみ期および穂ぞろい期の防除に加え、葉いもちの発生が多く、上位葉に病斑が見られる場合は、穂ぞろい期の防除の7日から10日後までに追加防除を行う。
〇中生種で葉いもちが多発しているほ場では、直ちに粉剤または液剤で防除する。
〇薬剤散布については、農薬使用基準(使用濃度、使用回数、収穫前使用日数等)を遵守するとともに、周辺作物への飛散防止対策を徹底する。
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