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【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 島根県2023年8月2日

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島根県病害虫防除所は、水稲に斑点米カメムシ類が県内全域で多発のおそれがあるとして、8月1日に令和5年度病害虫発生予察注意報第2号を発令した。

ホソハリカメムシの成虫・イネカメムシの成虫・クモヘリカメムシの成虫(写真提供:島根県病害虫防除所)左からホソハリカメムシの成虫・イネカメムシの成虫・クモヘリカメムシの成虫(写真提供:島根県病害虫防除所)

7月下旬に出穂している極早生ほ場ですくい取り調査を行ったところ、斑点米カメムシ類の発生ほ場率は81.8%(平年51.6%)、平均捕獲虫数は6.7頭/20回振り(平年3.1頭)と発生量は平年に比べて多い。

要種はアカスジカスミカメだが、ホソハリカメムシなどの大型のカメムシ類の発生ほ場率81.8%(平年45.1%)、平均捕獲虫数が2.6頭/20回振り(平年1.0頭)と平年に比べて多い。

広島地方気象台が7月27日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の気象は同種の発生を抑制する要因とはならない。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇粉剤、液剤による防除は、第1回目は穂揃期の3日後、第2回目はその10日後に散布する。その後、ほ場に成虫や幼虫の発生が認められる場合には追加防除を行う。広域的な一斉防除を行うとより効果的。

〇粒剤による防除は出穂期~7日後に3センチ程度の湛水状態で行い、散布後7日間は止水状態を保つ。その後、成虫や幼虫の発生に応じて追加防除を行う。

〇ほ場内のヒエ類などはカメムシ類の増殖源となるので早急に処分する。

〇薬剤の使用に当たっては、島根県農作物病害虫雑草防除指針の注意事項を遵守する。

〇最新の農薬登録情報は、農林水産省農薬登録情報提供システムで確認する。

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