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玉ねぎ残渣からバイオスティミュラント実用化へ JAきたみらいと共同検証開始 AGRI SMILE2023年9月6日

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JAきたみらいとAGRI SMILEは、玉ねぎの出荷や加工の段階で発生する残渣を用いたバイオスティミュラント素材の開発に成功し、共同で特許を出願した。今後、JAきたみらいが生産する農作物に対して玉ねぎ残渣型バイオスティミュラント(玉ねぎ残渣BS)を使い、収量や品質の向上・化学肥料の使用量低減を検証する。さらに、玉ねぎ残渣BSを製造する「地域専用の製造プラント」の建設や、地域の農業残渣を地域の農業に利用する「地産地消の環境保全型農業」の確立をめざす。

玉ねぎ残渣からバイオスティミュラント実用化へ JAきたみらいと共同検証開始 AGRI SMILE

JAきたみらい管内では、玉ねぎ、じゃがいも、麦類、てん菜、豆類などの多様な耕種作物を生産しており、水稲・飼料作物を合わせた耕作面積は約2万5000ヘクタールに及ぶ。中でも玉ねぎは日本一の取扱量(年間25万トン、全国取扱量の約25%)を誇る。一方で、玉ねぎ処理施設での、年間約5000トンの皮やむき玉の残渣が発生しており、堆肥化原料としての処理方法も限界が近づいていることからカーボンニュートラル実現に向けた対策が喫緊の課題となっている。

バイオスティミュラントは、植物本来の機能を引き出すことで環境ストレスを緩和させる特長を持ち、収量や品質の向上効果で注目されている新しい農業資材。このうち、食品残渣を原料として開発されたバイオスティミュラント(残渣型バイオスティミュラント)は、フードサプライチェーンの食品廃棄問題を解決しながら、農業生産量の拡大や化学肥料の使用量低減に寄与できるため、脱炭素社会の実現と、環境保全型農業の実現が両立できる画期的な生産技術となる。

玉ねぎ残渣からバイオスティミュラント実用化へ JAきたみらいと共同検証開始 AGRI SMILE

AGRI SMILEは、様々な農作物から残渣型バイオスティミュラントの開発に成功しており、実績をもとに業界唯一の特許技術を保有。開発期間を大幅に短縮する「スクリーニング方法論」、バイオスティミュラントの作用メカニズムを科学的根拠をもとに有効度を測定する「AGRI SMILE 評価指標」、農業資材として有効性の高いバイオスティミュラント原体を集めた「AGRI SMILE ライブラリー」を活用することで、バイオスティミュラントの新規開発や改良開発が可能となる。

共同検証では、JAきたみらいとAGRI SMILEは、玉ねぎ施設(JAきたみらい管轄)で発生する残渣を活用し、玉ねぎ残渣BSを開発。実圃場で、化学肥料の使用量を低減した栽培技術を検証する。さらに、栽培技術確立後に、JAきたみらい管内に専用の製造プラントを新規設立し、玉ねぎ残渣BS資材の製造・販売・利用の取り組みを検討する。

今回の共同検証にあたり、JAきたみらいの大坪広則代表理事組合長は「近年、温暖化や異常気象に対し、気象変動に負けない農業の確立にむけて、土地改良・技術導入等、種々の対策に取り組みを行ってきた。さらに、海外情勢を受けた化学肥料高騰など、農業・JAを取り巻く外部環境が急激に変化しつつある。AGRI SMILEと連携して進めている玉ねぎ残渣型バイオスティミュラントの実用化は、農業経営の安定・所得向上つながり、『食と緑を守り、地域農業を振興することで、地域社会の活性化を図る』という当組合の経営理念を体現するものとして、大いに期待を寄せている」とコメント。また、AGRI SMILE代表理取締役の中道貴也氏は「本取り組みのように、地域の残渣を利用したバイオスティミュラントを普及させていくことで、生産力向上と資源循環・化学肥料低減の両立を目指し、脱炭素化に貢献していきたい」と話している。

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