【注意報】大豆、野菜類、花き類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 岐阜県2023年9月8日
岐阜県病害虫防除所は、大豆、野菜類および花き類にハスモンヨトウが県内全域で多発のおそれがあるとして、9月4日に令和5年度病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
岐阜県病害虫防除所によると、フェロモントラップにおける7月第6半旬~8月第5半旬の累計誘殺数は、岐阜地域で638頭(平年513.6頭)、中濃地域で1411頭(平年223.3頭)。東濃地域で904頭(平年124.8頭)と多く、平年と比較し1.2~7.2倍となっている(図)。
8月下旬の巡回調査では、岐阜・西濃地域のサトイモで食害が確認されており、大豆では若齢幼虫の加害による白変葉が散見されている。フェロモントラップによる誘殺ピークは平年9月下旬~10月上旬で、今後も発生量が増加し、被害が拡大すると考えられる。
名古屋地方気象台が8月31日に発表した1か月予報では、今後の気温は平年より高い予報で、ハスモンヨトウの発生に好適な気象条件になると予測される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇大豆では新たな白変葉等、食害の発生を確認したら、直ちに防除を実施する。
〇幼虫の齢期が進むと薬剤の効果が低下するため、若齢幼虫の防除に重点を置く。
〇幼虫の発生量は、ほ場ごとに大きく異なるため、必ず各ほ場での発生状況を確認する。
〇施設栽培では、防虫ネットを張り、成虫の侵入を防ぐ。
〇発生は露地で11月初旬、施設栽培では11月下旬まで続くと考えられるため、引き続き発生情報に注意する。
〇農薬の使用にあたっては、最新の登録情報を参照し、適正に使用する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日