「アーバスキュラー菌根菌」純粋培養製品「国際農業資材EXPO」に出展 松本微生物研究所2023年9月13日
微生物資材を研究開発・製造販売する松本微生物研究所は10月11日~13日、千葉の幕張メッセで開催の「第13回国際農業資材EXPO」に出展。新たな培養技術を用いた、「アーバスキュラー菌根菌」の純粋培養製品の試作品展示や、開発技術を紹介する。
図1:アーバスキュラー菌根菌共生の模式図
作物の根に共生し、土壌中のリンを吸収して作物に提供する「アーバスキュラー菌根菌」は、化成肥料の削減などに役立ち、環境面でも注目される土壌微生物。ただし、植物と共生しないと生育できない性質で資材化には植物との共存培養が必要なため、資材や労力、時間、スペースの面から、高コストで、より高い生産性が求められる。
図2:純粋培養したアーバスキュラー菌根菌(当社菌株)
同社は2021年から、信州大学と共同研究を始め、この培養技術を用いた「アーバスキュラー菌根菌」資材の実用化を目指している。現在、同社が保有する菌株(Rhizophagus sp. M1)においても純粋培養に成功し、最適化中。高品質・高生産性が期待できると同時に、従来の共存培養法製品と同等の効果を示している。
第13回国際農業資材EXPOでは、「アーバスキュラー菌根菌」純粋培養品の試作品展示や、開発技術の紹介。また、微生物資材の仕入れや開発に興味のあるメーカー・企業に向けて、微生物の経験とノウハウを活かした、最適な提案する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日