【注意報】ダイズ、野菜類、花き類に「ハスモンヨトウ」県内全域で多発のおそれ 愛知県2023年9月14日
愛知県農業総合試験場は、ダイズ、野菜類、花き類にハスモンヨトウが県内全域で多発のおそれがあるとして、9月13日に令和5年度病害虫発生予察注意報第9号を発令した。
愛知県農業総合試験場によると、フェロモントラップの8月第1半旬から9月第2半旬までの総誘殺数(図)は次の通り。
・長久手市(露地畑ほ場)は2990頭(平年838.4頭、前年1192頭)で、過去10年間と比較して最も多い。
・豊橋市(ハクサイほ場)では8036頭(平年4346頭、前年3135頭)で、過去10年間と比較して最も多い。
・安城市(ダイズほ場)187頭(平年53.0頭、前年68頭)で、過去1年間と比較して最も多い。
・西尾市(ダイズほ場)275頭(平年233.3頭、前年180頭)で、過去10年間と比較して3番目に多い。
9月上旬にキャベツほ場で実施した巡回調査(9地点16ほ場)で、ハスモンヨトウの寄生株率は1.1%(平年0.2%、昨年0.9%)で過去10年と比較して最も高い。
名古屋地方気象台が9月7日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の気温は、高いと予想されており、同虫の発生に好適な条件となる。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇卵塊や白変葉を目印にして若齢幼虫が分散する前に捕殺する。
〇齢の進んだ幼虫には薬剤効果が低下するため、若齢幼虫のうちに対象作物に登録のある薬剤を選んで防除する。
参考:農林水産省農薬登録情報提供システム
〇同虫は寄生範囲が広く、ほ場周辺の雑草は増殖源になるため除去する。
〇施設栽培では成虫の飛び込みに注意し、開口部を防虫ネットで被覆する。
〇8月18日発表のハスモンヨトウ情報第2号(ダイズ、キャベツ)も参考にする
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ホウレンソウにクロテンコナカイガラムシ 県内で初めて確認 神奈川県2024年12月23日
-
【注意報】カンキツ類にミカンナガタマムシ 県内全域で多発 神奈川県2024年12月23日
-
24年産新米、手堅い売れ行き 中食・外食も好調 スーパーは売り場づくりに苦労も2024年12月23日
-
「両正条植え」、「アイガモロボ」 2024農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2024年12月23日
-
多収米でコメの安定生産・供給体制を 業務用米セミナー&交流会 農水省補助事業でグレイン・エス・ピー ①2024年12月23日
-
多収米でコメの安定生産・供給体制を 業務用米セミナー&交流会 農水省補助事業でグレイン・エス・ピー ②2024年12月23日
-
香港向け家きん由来製品 島根県、新潟県、香川県からの輸出再開 農水省2024年12月23日
-
農泊 食文化海外発信地域「SAVOR JAPAN」長野、山梨の2地域を認定 農水省2024年12月23日
-
鳥インフル 米アイダホ州、ネブラスカ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月23日
-
「JA全農チビリンピック2024」小学生カーリング日本一は「札幌CA」2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」栃木県で三ツ星いちご「スカイベリー」を収穫 JAタウン2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」大分県で「地獄めぐり」満喫 JAタウン2024年12月23日
-
「全農親子料理教室」横浜で開催 国産農畜産物で冬の料理作り JA全農2024年12月23日
-
「愛知のうずら」食べて応援「あいちゴコロ」で販売中 JAタウン2024年12月23日
-
Dow Jones Sustainability Asia Pacific Indexの構成銘柄7年連続で選定 日産化学2024年12月23日
-
「東北地域タマネギ栽培セミナー2025」1月に開催 農研機構2024年12月23日
-
NTTグループの開発した農業用国産ドローンの取り扱い開始 井関農機2024年12月23日
-
北海道立北の森づくり専門学院 令和7年度の生徒を募集2024年12月23日
-
店舗、宅配ともに前年超え 11月度供給高速報 日本生協連2024年12月23日
-
雪の少ない胆振で就農「いぶり農業フェア」開催 北海道2024年12月23日