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【注意報】かんきつにかいよう病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2023年9月19日

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長崎県病害虫防除所は、かんきつにかいよう病が県内全域で多発のおそれがあるとして、9月15日に令和5年度病害虫発生予察注意報第6号を発令した。

表:かいよう病に対する各品種の耐病性(令和5年長崎県病害虫防除基準より)

長崎県病害虫防除所によると、9月前期の巡回調査(36筆)の結果、発病葉率は2.4%(平年0.4%)、葉での発生圃場率は44.4%(平年14.6%)、発病果率は1.2%(平年0.2%)、果実での発生圃場率は41.7%(平年9.7%)と平年より多い発生だった。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇発病枝や葉は伝染源となるのでできるだけ除去する。

〇強風による傷から感染しやすいため、今後の気象状況に注意し、台風が予想される場合は台風接近前に薬剤散布を行う。

〇銅剤は高温期に散布すると薬害を生じることがあるため注意する。また、薬害防止のため農薬のラベルに従い、炭酸カルシウム水和剤(クレフノン等)を混用する。

〇各品種による耐病性は表のとおり。耐病性が弱い品種は特に注意する。

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