アジアモンスーン地域向け技術カタログに「林業・水産」分野の技術を追加 国際農研2023年10月4日
国際農研は、農研機構と行なった国内での研究や国際共同研究で直近10年程度で得た成果の中から、温室効果ガス削減、化学肥料低減、化学農薬低減など、「みどりの食料システム戦略」で掲げる分野に貢献しうる農業分野の計23技術を取りまとめ、技術カタログVer.1.0として公開した。
技術カタログの表紙および内容
技術カタログは、G7農業大臣会合での配布やUN Food Systems Coordination HubのWebサイトのニュースへの掲載などを通じて、世界各国に発信。このほど、Ver.1.0に記載した農業分野の技術に加え、国際農研、森林総研、水産研究・教育機構による成果の中から森林保全や水産物の資源管理など8技術を新たに掲載し、Ver.2.0として英文と和文でそれぞれ公表した。計31技術を掲載している。
また、Ver.2.0の公開に併せて、技術カタログをWebデータベース化し、国際農研Webサイトで公開。これにより、利用者が、みどりの食料システム戦略の実現に貢献する分野である「温室効果ガス削減」「化学農薬低減」や、「水稲」「畜産」などの品目に関係する情報を選択し、閲覧したい技術を参照できるようになった。
技術カタログは、アジアモンスーン地域の行政官、研究者、普及担当者、農林漁業者、民間セクターを含む多様な関係者に利用されることを想定。農業分野の技術に加え、今回記載した林業・水産分野の技術についても各国と共有し、技術の応用や実装を促していくことで、アジアモンスーン地域における持続的な食料システムの構築を推進していく。
この取組は、農林水産省の「みどりの食料システム基盤農業技術のアジアモンスーン地域応用促進事業」の交付を受けて、「グリーンアジア」プロジェクトの一環として実施している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日